2010年代〜2020年代 | アトレティコの英雄

アントワーヌ・グリーズマン——フランスとスペインを繋ぐ万能FW

2025年4月約7分
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Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

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アントワーヌ・グリーズマンは16歳で地元クラブに選ばれなかった「落ちこぼれ」から、フランス代表の主軸としてW杯を制覇した。アトレティコ・マドリードでの全盛期、バルセロナへの移籍、そして再びアトレティコへの帰還——波乱万丈なキャリアを歩んだ。

ソシエダでの下積みとアトレティコでの開花

グリーズマンはフランスのマコンでソシエダのスカウトに見出され、スペインへ渡った。レアル・ソシエダで3シーズン腕を磨き、2014年にアトレティコへ。シメオネの組織的なサッカーの中で、彼の多才さ(ドリブル、ポジショニング、プレスバック)が最大限に生かされた。

CL決勝に2度進出(2014年・2016年)しながらも、惜しくも両方ともレアル・マドリードに敗れた。

2018年W杯での活躍と「Le Petit Prince」

フランス代表として2018年W杯に出場し、4ゴール2アシストで大会の中心的選手に。特に決勝でのPK獲得と2ゴールへの貢献は光った。大会終了後にMVPに輝き、世界的スターとしての地位を確立した。

バルセロナへの移籍後は環境に苦労したが、アトレティコ復帰後は安定したパフォーマンスを取り戻した。「Le Petit Prince(小さな王子)」と呼ばれる小柄ながら技術とIQに優れた選手として、現代フランスサッカーを代表する存在だ。