1998〜2015年 | アンフィールドの王

スティーブン・ジェラード——リバプールに捧げた「愛と奉仕」の26年

2025年4月約8分
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Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

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スティーブン・ジェラードはリバプールの地元出身でアカデミーから育ち、17年間チームの主将を務めた。CLの劇的な逆転優勝(2005年)、FAカップ決勝のロングシュート——「ジェラードのリバプール」は愛と誠実さの物語だ。

2005年CLの奇跡——「これはジェラードの夜だ」

イスタンブールのアタテュルク・スタジアム。ハーフタイムに0-3とリードされたリバプール。誰もが試合終了を確信していた中、後半6分にジェラードがヘディングで1点を返した。その後連続得点で同点に追いつき、PK戦で優勝。

このゴールがなければ逆転劇は始まらなかった。ジェラードの気迫あふれるヘディングと雄叫びは、そのまま奇跡の序曲となった。

「スリップ事件」と悲劇のキャプテン

2013-14シーズン、リバプールは24年ぶりのプレミアリーグ優勝に最も近づいた。しかし残り数試合で優勝争いをしていたチェルシー戦、ジェラードがバックパスを受ける場面でスリップ(転倒)。そこから失点し、最終的に逆転優勝を逃した。

このシーンは「サッカーの残酷さ」の象徴として語り継がれている。20年以上にわたりリバプールのすべてを捧げてきたジェラードが、プレミアリーグ優勝を一度も経験できなかった事実は、多くのファンの心を痛めた。