1967年 | セルティックの奇跡
リスボン・ライオンズ——史上初の欧州制覇を果たした「地元っ子」たち
2025年3月約7分
1967年5月25日、セルティックはリスボンでインテル・ミラノを2-1で下し、英国クラブ初、そしてスコットランドクラブとして唯一の欧州チャンピオンズカップ制覇を成し遂げた。11人全員がグラスゴー半径50マイル以内の出身という「地元チーム」による奇跡。
ジョック・スタインの革命
セルティックの監督ジョック・スタインは、当時まだ珍しかった攻撃的なプレッシングサッカーを採用した。ファンは「カテナチョ最強」と信じていたインテルに対し、セルティックは果敢に前から守備をかけ続けた。
試合は8分にインテルがPKで先制。しかしセルティックは慌てなかった。63分にゴームリーが同点弾、さらに終盤にマーレイが決勝点を奪って逆転。インテルのカテナチョを力でこじ開けた。
11人全員がグラスゴー近郊出身
最も驚くべきは、スターティング11の全員がグラスゴーから半径50マイル(約80km)以内で生まれた選手だったという事実だ。現代サッカーのグローバル化とは真逆の「ローカル」チームが欧州の頂点に立った。
このチームは「リスボン・ライオンズ」と呼ばれ、スコットランドサッカー史上最大の快挙として語り継がれている。現在もセルティックのホームスタジアム周辺に彼らの銅像が並んでいる。