2010年 | 45年ぶりの欧州制覇
モウリーニョの芸術——インテル2010年三冠の奇跡
2025年3月約8分
2010年、ジョゼ・モウリーニョ率いるインテル・ミラノはセリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグの三冠を達成。45年ぶりの欧州制覇を果たしたこの偉業は、戦術的完成度と精神力の結晶だった。
バルセロナを完封した「守備の芸術」
CL準決勝、ホームで3-1と勝利したインテルはアウェイのバルセロナ戦でも引き分け以上を目指した。モウリーニョが選んだのは9人で守る極限の守備戦術。10人になっても崩れない組織で0-1の敗戦(合計スコア3-2)でCL決勝進出を決めた。我々マドリディスタにとっても、宿敵バルサを苦しめるモウリーニョの姿は痛快だった。
この試合後、モウリーニョのピッチへの疾走と跪くシーンは伝説となった。決勝ではバイエルンを2-0で下し、ミラノに三冠をもたらした。そして翌年、彼は我らがマドリーの指揮官として迎えられることになる。
ミリートとスナイデルの輝き
ディエゴ・ミリートは決勝で2得点を挙げ、大会MVPに輝いた。また、シーズンを通じてウェスレイ・スナイデルは驚異的な数字を残し、バロンドールでは惜しくも受賞を逃したが多くのサッカーファンが「真の最優秀選手」と感じた年だった。
モウリーニョはこの三冠達成後、我らがマドリーへ。インテルでの1シーズン半の仕事は、監督としての彼の最高傑作と評されることが多い。バルサを苦しめたあの戦術が、白い軍団でも振るわれることを俺たちは期待していた。
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