2021年 | ロンドンでの栄光

イタリアEURO2020優勝——マンチーニが蘇らせたアズーリの魂

2025年3月約7分
H

Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

詳細 →

2021年に開催されたEURO2020で、イタリアは53年ぶりのヨーロッパ王者となった。2018年W杯予選敗退の屈辱から再建を果たしたロベルト・マンチーニの指揮のもと、ベリンガム以前のイングランドとの決勝をPK戦で制した。

最長の無敗記録と攻撃的サッカーへの転換

マンチーニ就任後のイタリアは、守備的なカテナチョから攻撃的なポゼッションサッカーへと変貌した。インモービレ、キエーザらの若い才能と、ジョルジーニョ、バレッラらの中盤が機能し、欧州で最長となる37試合無敗記録を樹立した。

グループリーグを3連勝で突破し、決勝トーナメントでも着実に勝ち進んだ。

ウェンブリーでの決勝——ドンナルンマの奇跡

決勝の舞台はウェンブリー・スタジアム。アウェイでのファイナルに近い雰囲気の中、イングランドが先制。しかしイタリアは崩れずに追いつき、PK戦へ。GKドンナルンマが2本のPKを止め、イタリアが優勝を決めた。

この優勝はイタリアサッカーの「復活」を世界に示した。W杯予選落ちという最大の屈辱から3年、マンチーニが作り上げた新世代のアズーリは欧州の頂点に立った。