2013〜2017年 | カンプ・ノウの魔術師
ネイマール——バルセロナで輝いた「ブラジルの天才」と終わらぬ議論
2025年4月約8分
ネイマールはバルセロナでメッシ、スアレスとの「MSN」として無敵の三銃士を形成し、2015年にはCL・リーガ・コパ・デル・レイの三冠を達成した。その後のPSGへの世界最高額移籍と、CLへの挑戦は輝かしくも複雑な物語だった。
MSN——史上最強の3トップ
メッシ(アルゼンチン)、スアレス(ウルグアイ)、ネイマール(ブラジル)。この3人が同時にバルセロナの前線に並んだ2014-16年の2シーズンは、現代サッカー史上最強の攻撃陣の一つとして語り継がれている。
2014-15シーズン、3人合計122ゴールという驚異的な数字でバルセロナは欧州三冠を達成。特にCLで見せた圧倒的な攻撃力は、グアルディオラのような「ポゼッション主体」とは異なる、純粋な「個の力のハーモニー」だった。
PSGへの2220億円の移籍——サッカー界の常識を変えた決断
2017年夏、ネイマールはPSGへの移籍を選んだ。移籍金2億2200万ユーロ(当時の世界最高額)は、それまでの移籍金記録を2倍以上更新した。この決断はサッカー界の移籍市場の価値観を根本から変えた。
PSGでのキャリアはケガとの戦いとなり、CLの夢は掴めなかった。「バルセロナに残るべきだった」という声もある一方、「自らのチームでNo.1を目指した」というネイマールの選択は尊重すべき決断だという評価もある。