2011年〜現在 | コルチョネロスの復活
シメオネのアトレティコ——「勝利への渇望」が作った強さ
2025年4月約8分
ディエゴ・シメオネが2011年末にアトレティコ・マドリードの監督に就任して以来、クラブは劇的な変貌を遂げた。リーガ2回優勝、CL決勝2回進出、EL3回優勝——「格下」だったクラブが欧州の強豪として定着した軌跡。
「トランジション」の極意——守から攻への速さ
シメオネのアトレティコは守備的なイメージが先行するが、実際の戦術の核心は「守備から攻撃への素早い切り替え(トランジション)」にある。相手の攻撃を受け止め、ボールを奪った瞬間に一気に縦に速い攻撃を仕掛ける——このスタイルはグアルディオラやモウリーニョのサッカーとは全く異なる第3の道だ。
ファルカオ、ディエゴ・コスタ、グリーズマン、スアレスと、各時代で最適のFWを配置してきた。
2013-14シーズン——ベルナベウでのリーガ制覇
アトレティコがリーガを制した2013-14シーズンの最終節は劇的だった。バレンシア戦で前半に先制を許しながらも逆転し、他会場の結果待ちという状況を経て優勝を決めた。実に18年ぶりのリーガ制覇だった。
CL決勝でもレアル・マドリードと戦い、延長終了間際まで1-1を維持したが最終的に敗退(1-4)。「あと数分」での敗退はシメオネのアトレティコの「悲劇の英雄」的なキャラクターをさらに強くした。