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レッドブルのフットボール哲学——「工場」が生み出す選手と戦術

2025年4月約7分
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Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

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レッドブルはライプツィヒ、ザルツブルク、ニューヨーク・レッドブルズなど複数のクラブを運営し、独自の育成哲学と戦術スタイルを持つ「サッカー多国籍企業」となった。ハーランド、サネ、ヴェルナーなど多くの選手がこのシステムで育った。

グローバルネットワークによる人材育成

レッドブルが運営するクラブは共通の哲学を持つ。若い才能を安価に獲得し、強烈なプレッシングサッカーで磨き上げ、ステップアップ先として上位クラブへ移籍させる——このモデルはビジネスとしても成立している。

ザルツブルク(オーストリア)で活躍した選手がライプツィヒ(ドイツ)へ移籍するケースは多く、システム内でのキャリアアップが可能な構造になっている。

批判とサッカー文化への影響

一方、「クラブをビジネスとして扱う」という姿勢への批判も根強い。特にライプツィヒはクラブの歴史や地域性を重視するドイツサッカーの文化と相容れない部分があり、他のサポーターからブーイングを受けることも多い。

しかしその育成システムの有効性は否定できない。ハーランド、エムバペのライバル関係を予言していたような逸材がザルツブルクやライプツィヒから次々と登場している。