1990年代〜2000年代 | マンチェスター・ユナイテッドの心臓

ロイ・キーン——鉄の意志を持つキャプテンの伝説

2025年4月約7分
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Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

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ロイ・キーンはマンチェスター・ユナイテッドのキャプテンとして7回のプレミアリーグ優勝とCL優勝を達成した。「怒り」と「プロフェッショナリズム」が融合したリーダーシップは今も伝説として語り継がれている。

1999年CL準決勝——不在の試合で見せた精神

1999年CLの準決勝第2戦、ユベントスに0-2とリードされたユナイテッドはキーンのゴールから逆転劇を演じた。キーンはイエローカードで決勝に出場できないにもかかわらず、チームを奮い立たせる圧倒的なプレーを見せた。

この試合でのキーンのパフォーマンスは「自己犠牲の極み」として語り継がれている。ファーガソンですら「チームのために己を忘れたプレーだった」と称えた。

凄まじい闘志と不和——複雑なリーダーシップ

キーンは批判的な発言が多く、チームメイト、クラブ経営陣、サッカー界全体に対して直言することで知られた。2005年にユナイテッドを退団する際も対立が原因だったとされる。

しかし彼のリーダーシップの有効性は結果が証明している。キーンがいた年のユナイテッドは常に強く、彼が不在のシーズンは明らかに弱くなった。「心臓のない体」という表現が最も相応しいキャプテンだった。