2008〜2012年 | ティキタカの絶頂

スペイン黄金時代——EURO・W杯・EUROの前例なき三冠

2025年4月約9分
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Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

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2008年EURO、2010年W杯、2012年EUROと国際大会3連覇という前例のない偉業を成し遂げたスペイン。シャビ、イニエスタ、プジョルらによる「ティキタカ」は世界のサッカーの潮流を変え、現代サッカーの基礎となる哲学を植え付けた。

44年間の呪縛を解いた2008年EURO

スペインは1964年のEURO以来、44年間主要タイトルを獲得できていなかった。2008年のEURO、ルイス・アラゴネス監督のもとで変革が起きた。ティキタカの原型となる「ショートパス主体のポゼッションサッカー」が機能し、ドイツを1-0で下して優勝。

これが連続タイトル獲得の出発点となった。

イニエスタの歴史的ゴール——2010年W杯決勝

南アフリカW杯決勝、対オランダ。延長116分にアンドレス・イニエスタが歴史的な決勝ゴールを叩き込んだ。スペインにとって史上初のW杯優勝。イニエスタはシャツを脱いでダニ・ハルケの名前を見せた(その年亡くなったチームメイトへの追悼)。

この一瞬はサッカー史上最も感動的なシーンの一つとして永遠に記憶されている。

2012年——ティキタカの絶頂

2012年EUROでスペインはイタリアを決勝で4-0と圧倒。この一方的な内容は、ティキタカの完成形を世界に見せた。3大会連続優勝という偉業は、国際サッカー史上類を見ない。

しかし2014年W杯ではグループリーグ敗退。「ティキタカは時代遅れになった」という意見も出たが、バルセロナやマンチェスター・シティを通じてその哲学は今も世界中に息づいている。