2000年〜2004年 | スペインのダークホース
バレンシアの栄光——2000年代初頭の「スーパー・バット」
2025年3月約7分
2000年と2001年のCL連続決勝進出、2002年と2004年のラ・リーガ優勝——バレンシアCFはスター不在のチームとしてヨーロッパを席巻した。クラレン・ライカールト以前のスペインサッカーで最も輝いた「第三勢力」の物語。
ガリカの奇跡——エクトル・クーペルの組織力
2000年のCL決勝でバレンシアはレアル・マドリードに敗れたが(3-0)、わずか翌年も決勝進出。2001年はバイエルンとのPK戦の末に惜敗した。2年連続決勝はバレンシアが本物の強豪であることを証明した。
アルゼンチン人監督クーペルは守備的な堅牢な組織を作り上げた。ガウスコとアジャラのCBコンビ、クレスポの得点力——個の能力よりもチームとしての強さが際立っていた。
ベニテス監督とリーガ2連覇
その後ラファエル・ベニテスが監督に就任すると、2002年と2004年にリーガ・エスパニョーラ制覇。2004年はUEFAカップ(現EL)も制し、ダブルを達成した。ビジャ、アジャラ、バラハらが中核を担ったこの時代は、バレンシアCFの黄金期として語り継がれている。
その後ベニテスはリバプールへ去り、バレンシアはその後長期にわたる財政難と低迷の時代に入る。「あの時代」がいかに奇跡的だったかを、後年のクラブの苦難が逆説的に示している。