MARCA2026年7月18日 10:50
マドリー、市場の噂に動じず――ロドリもエンソも対象外
スペイン紙『MARCA』が伝えたところによると、マドリーはクラブワールドカップを落ち着いた目で見守りながら、すでに夏の移籍市場における主要な作業は完了したとの認識を持っています。
各国代表チームが勝ち上がるたびに渦巻く移籍の噂も、マドリーの練習施設バルデベバスでは意に介されていません。一例を挙げれば、スペインがフランスを破った際に浮上したバイエルン・ミュンヘンのマイケル・オリーズとの関連報道も、クラブ側は静観の姿勢を貫いています。
こうした状況の中でとくに注目されているのが、大会決勝に臨む2人の選手――スペイン代表を率いるロドリと、アルゼンチン代表の中心を担うエンソ・フェルナンデスです。マドリーの両選手に対する姿勢は変わっておらず、クラブ内では噂の背景に代理人たちの水面下の動きがあると見られています。
エンソ・フェルナンデスについては、本人がチェルシーを離れたいという意向を持っていることは明らかです。今大会でもイングランド戦の同点ゴールなど決勝トーナメントで重要な場面で得点を決め、際立った活躍を見せています。マドリーへのプレーへの憧れも持っているとされますが、クラブ側は具体的な動きは一切見せておらず、現時点ではオファーは存在せず、状況が劇的かつ予期せぬ形で変わらない限り、それが現実になる可能性は低いと『MARCA』は報じています。
ロドリについても同様の構図が当てはまります。マドリー出身でマンチェスター・シティに所属するロドリは、昨シーズンの不振に苦しんだ末、重篤な膝の負傷という試練を乗り越えたところです。2024年のバロンドール受賞者でもある彼はマドリディスタのヴィニシウス・ジュニオールを抑えてその栄誉を手にしており、今大会では本来の姿を取り戻しつつある様子を見せています。
マドリーへの移籍を望む発言も見受けられ、クラブとの距離感が話題を呼んできましたが、マドリーは選手本人とも周囲とも接触を持っていません。ロドリの名前はかつてのマドリー会長選で争ったエンリケ・リケルメ氏が公約として掲げた獲得目標のひとつでしたが、アリカンテ出身の実業家リケルメ氏がフロレンティーノ・ペレス会長に敗れたことで、その話は棚上げとなりました。ロドリはシティとの契約が残り1年となっているものの、双方がすでに別れる方向で準備を進めているとされており、最終的な行き先にサンティアゴ・ベルナベウが入る可能性は低いと見られています。
一方でマドリーは独自のロードマップを着実に実行してきました。クラブワールドカップで各選手の市場価値が高騰する前に、大会屈指の両サイドバックと評価されるマルク・ククレジャとデンゼル・ダンフリースの獲得をすでに完了。さらにベルナルド・シルバとイブラヒマ・コナテという実績十分な2選手も加えており、補強戦略は着々と進んでいます。
また、6月7日の会長選でフロレンティーノ・ペレスが再選されて以降、クラブの情報発信の姿勢に明らかな変化が生じています。オリーズ、続いてエンソ・フェルナンデスに関する報道が出るたびに、マドリーは両選手の所属クラブとの良好な関係を背景に積極的に否定声明を出しており、誤った期待がファンの間に広がることを防ぐ狙いがあると『MARCA』は伝えています。