2000年代〜2010年代 | Il Principino

クラウディオ・マルキジオ——ユベントス生え抜きが体現した「クラブへの愛」

2025年5月約7分
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Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

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クラウディオ・マルキジオはユベントスのアカデミーで育ち、トップチームで長年活躍したボランチ。「ピッチの王子(Il Principino)」と呼ばれ、ユベントスの9連覇時代を中盤から支えた。ワンクラブ選手としての誇りとサッカーへの純粋な愛が伝わる選手。

「ピッチの王子」という称号の意味

マルキジオは幼少期からユベントスのアカデミーに所属し、トップチームデビューから引退(2019年)まで基本的にユベントスの選手だった。「Principino(小さな王子)」という愛称は、その品のあるプレースタイルと生え抜き選手としての気品を反映している。

技術的に高い水準を維持しながら、運動量と守備貢献も怠らなかった。ピルロ、ビダル、ポグバなど個性の強い選手が共存した中盤で、バランサーとして機能した。

イタリア代表とW杯——ブラジルでの悲劇

2006年W杯優勝メンバーの一人であり、2014年W杯でもイタリア代表の中心として出場したが、コスタリカに0-1で敗れるなどグループリーグ敗退という屈辱を経験した。

膝の重傷により長期離脱を強いられた時期もあったが、常に克服してピッチに戻った。2018年にユベントスとの契約が更新されず、実質的に追い出される形での退団は多くのファンが悲しんだ。「彼はユベントスでキャリアを終えるべきだった」という声は今も絶えない。