2008年〜現在 | 青い革命

マンチェスター・シティの変貌——アブダビ資本が生んだ「現代最強クラブ」

2025年5月約8分
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Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

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2008年にアブダビ・ユナイテッド・グループがマンチェスター・シティを買収して以来、クラブは別の組織へと変貌した。プレミアリーグ7回以上の優勝、CL制覇、三冠——15年間で世界最強クラブの一つへと成長した物語。

2008年の買収——「お金では買えない」の神話を壊した

2008年夏、シェイク・マンスール(アブダビ王族)がシティを約2000億円で買収。直後にカカーへの3億ユーロ移籍オファー(カカーはミランに残留)、ロビーニョの4700万ポンドでの獲得と、市場に衝撃を与えた。

それまでマンチェスターはユナイテッドの街だった。シティは「地元の2番手クラブ」という扱いを受けていた。しかしアブダビ資本の参入で、その構図は根本から変わることになる。

グアルディオラ体制——単なる「金満」を超えた強さ

2016年にグアルディオラが就任すると、シティは単なる「高い買い物をするクラブ」から「サッカーの哲学を持つクラブ」へと変わった。デ・ブライネ、シルバ、ベルナルド・シルバらの活用方法は教科書的なポジショナルプレーを体現した。

2023年の三冠(リーグ・FAカップ・CL)は、資金力だけではなく戦術的な洗練度と選手の質・チームの結束が噛み合った結果だった。マンチェスター・シティは現代サッカーの「ロールモデル」として世界のクラブに参照されている。