2018年 | ロシアの奇跡

クロアチアの2018年W杯準優勝——小国の誇りとルカ・モドリッチ

2025年3月約7分
H

Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

詳細 →

人口400万人のクロアチアが2018年W杯でフランスに次ぐ準優勝を果たした。モドリッチ、ラキティッチ、マンジュキッチらが作り上げた結束力あるチームは、大会を通じて3試合連続の延長(+PK)勝利という超人的な精神力を見せた。

3試合連続・延長戦での死闘

クロアチアは決勝トーナメントでデンマーク(PK戦)、ロシア(PK戦)、イングランド(延長)と3試合連続で90分以上闘い続けた。体力的な消耗は計り知れず、普通のチームなら崩れていただろう。

しかしモドリッチを中心としたクロアチアは決して崩れなかった。特にロシア戦のPK戦では極限のプレッシャーをはねのけ、イングランド戦でも先制を許しながら逆転した。

モドリッチ——黄金のボールを受けた小さな天才

この大会での活躍によりモドリッチは大会最優秀選手賞(黄金のボール)を受賞。さらに年末のバロンドールも獲得し、10年以上続いたメッシ・ロナウドの二強時代に終止符を打った。

クロアチアの準優勝はサッカーが「チームスポーツ」であることの証明だった。個々の才能ではフランスに劣っていたが、組織力と闘志で世界2位の座を勝ち取った。