1980年代〜1990年代 | イタリアの黄金期

セリエA黄金時代——世界最高の選手が集まった「カルチョ帝国」

2025年4月約8分
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Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

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1980〜90年代、セリエAは世界中の最高の選手が集まる「世界最高リーグ」だった。マラドーナ、グリナリー、バッジョ、ファン・バステン、クライフ、バレージ——イタリアのピッチは世界最高の舞台だった。その黄金時代を振り返る。

なぜ当時の選手はイタリアへ行きたがったか

1980年代のセリエAは放映権収入・観客動員・選手の給与水準でヨーロッパ随一だった。プレミアリーグが発足する前、「最高の選手はイタリアへ行く」という常識があった。

マラドーナはナポリで神様扱いされ、バン・バステンはミランで黄金時代を築き、グリナリーはインテルで欧州制覇を成し遂げた。各クラブが世界最高の選手を集める構図は、現在のプレミアリーグに近いものがあった。

「カルチョ・スカンダル」と凋落

2006年のカルチョポリ(八百長スキャンダル)はセリエAの権威を大きく傷つけた。ユベントスの降格、複数クラブのポイント剥奪——この事件はイタリアサッカーへの信頼を揺るがした。

その後、財政的に厳しいクラブが増え、有力選手のプレミアリーグやラ・リーガへの流出が加速した。かつての「世界最高リーグ」は今や「世界4番目または5番目のリーグ」と評価されることも多い。ナポリの2023年スクデットがその回復への希望の光となっている。