2016〜2018年 | 指揮官としての奇跡
ジダン監督——3年連続CLを実現した「静かなる革命家」
2025年4月約8分
ジネディーヌ・ジダンは選手としてだけでなく、監督としても史上初の欧州チャンピオンズリーグ3連覇を達成した。派手さはないが選手を信頼し、ピッチの空気を読む天才的な采配でレアル・マドリードを新たな黄金時代へと導いた。
2016年——初監督でいきなりCL制覇
2016年1月、チームが低迷する中でジダンはベニテスの後任として監督に就任した。指導経験はカスティーリャ(レアルBチーム)のみ。多くの専門家は「早すぎる」と懸念した。しかし結果がすべてを証明した。
就任半年でCL制覇。決勝はアトレティコ・マドリードとのPK戦。クリスティアーノ・ロナウドが最後のキックを決めた瞬間、マドリードは歓喜に包まれた。
3連覇という前例のない偉業
2017年にはユベントスを4-1で下し連覇。2018年にはリバプールを3-1で退け3連覇。CLの歴史上、同じ監督が3年連続で優勝したのはジダンが初だ。
「なぜ連覇できたのか?」という問いに、ジダンは「選手への信頼」と答えた。ベイルの途中出場での劇的ゴール(2018年決勝)、ロナウドへの全幅の信頼——カリスマ性と人間的な深さが選手を動かした。