モウリーニョ復帰で変わった7つのこと
スペイン紙『MARCA』が伝えた。
過去2シーズンのマドリーを上回るのが難しくなかったのは事実だ。しかし変革を求められるチームで、時間は常に味方とは限らない。それでもモウリーニョ復帰後のマドリーはリーガ3連勝でスタート。9ポイント獲得という数字以上に、直近の過去と比べて根本的な変化の兆しが随所に見て取れる。
✅ 1. クルトワが落ち着いて守れている
昨シーズン開幕節はアウェーのオビエド戦、試合開始数秒でクルトワが必死にコースを消しに出る場面があった。今シーズンはここまで3試合でエスパニョール戦2セーブ、レアル・ソシエダ戦2セーブ、マラガ戦1セーブの計5セーブ。ごく普通の数字だ。奇跡的なビッグセーブで救われる場面はまだない。ベルギー人GKにとって、穏やかな開幕となっている。
✅ 2. 圧巻のベリンガム
マラガ戦ではベルナベウ全体がスタンディングオベーションで送り出した。昨シーズンはシャビ・アロンソ解任後、同じスタジアムでサポーターから容赦ない批判を浴びた。モウリーニョの就任が、3年前にスペインへ来た当初の「何でもできる選手」としてのベリンガムを取り戻した。2ゴールという数字を超えて、ジュードが発するメッセージは明確だ──他の誰よりも高い回転数で動き続けている。
✅ 3. 姿勢がまるで違う
リードしているときも、試合が思い通りにいかない時間帯も、マドリーが見せる姿勢は昨シーズンとはまるで別物だ。勝っていても漂うことが多かった倦怠感はもうない。マラガ戦の終盤、チームのレベルが落ちたことにベリンガムが怒りを見せた。あの一幕こそ、エースが求める水準の高さを物語っていた。
✅ 4. 全員が戦力として機能している
モウリーニョの言葉は明快だ。「ベンチがスイッチを入れていれば加点になる。切れていれば問題だ」。2024年のリーグ・CL二冠を支えた一因は控え選手層の充実にあった──ルニン、ナチョ、ホセル、ルーカス、ブラヒム、カマヴィンガ。今季モウリーニョは開幕から全員を戦力として扱っている。ルニン以外の負傷者を除く全員がすでに出場機会を得ており、ベンチからもゴールが生まれた。エスパニョール戦での決勝点を決めたエスピ、マラガ戦でダメ押しを刻んだギュレル。後者は力関係が変わりつつあることを象徴する選手の一人だ。
✅ 5. バルベルデが再び飛んでいる
昨シーズンの最大の不在のひとつだった。シャビ・アロンソとSB起用を巡って対立し、ベルナベウでのマンチェスター・シティ戦3-0でハットトリックを決めた日だけが本来のバルベルデだった。今シーズンの立ち上がりは、ウルグアイ人MFの支配力ある姿を取り戻している。ベルナルド・シウバが組み立てを担い、カマヴィンガがより自由に動ける配置の中で、キャプテンが復活した。マドリーにとって最大の朗報だ。
✅ 6. SBが再び力を持っている
ダンフリースはパワーと走力で、トレントはクオリティで存在感を発揮している。昨シーズンの右SBは苦境の連続だった──バルベルデはそこから外れることを望み、カルバハルはほとんど出場できないまま引退し、トレントは影を潜めていた。逆サイドも同様だった。しかし今季2試合のプレーでククレジャはすでに示している。ワールドカップ優勝者のスペイン代表が、左サイドの問題を消し去ってくれることを。
✅ 7. スタジアムとの一体感
ソシエダ戦でベルナベウはすでに警告を発していた──この2シーズンで我慢の限界だ、と。モウリーニョはその空気を受け止め(「野次の一つや二つは誰も傷つけない」)、選手たちも同じく受け取った。開幕3試合を経て、ひとつのことがはっきりした。マドリーのサポーターは、このポルトガル人監督こそチームを再び勝たせる人間だと信じている。