AS2026年8月12日 06:55

テレサ・エレーラ杯、古典が現代に蘇る

ア・コルーニャに伝統の夏が戻ってくる。スペイン紙『AS』が、テレサ・エレーラ杯の歴史と今夏の見どころを伝えました。

テレサ・エレーラ杯が誕生したのは1946年。スペイン・スーパーカップ(1982年創設)よりもはるか前に生まれた由緒あるプレシーズントーナメントで、18世紀にア・コルーニャ初の公立病院を設立した慈善家の記憶を讃えるために創設されました。

その格式は本物で、歴史を通じてチャンピオンズリーグ(CL)優勝クラブ7チームが参加。マドリー、バルセロナ、ベンフィカ、ポルト、PSV、レッドスター(ベオグラード)、バイエルンという錚々たる顔ぶれが名を連ねます。コパ・リベルタドーレス王者もペニャロール、ヴァスコ・ダ・ガマ、ナシオナル、サントス、ボタフォゴ、サンパウロ、フルミネンセと7クラブが参戦。アメリカやアジアへのプレシーズンツアーが普及する以前、この大会こそが世界有数の豪華プレシーズン大会でした。

優勝トロフィーは40キロの重さを誇る銀製のヘラクレスの塔。最多優勝はホストクラブのデポルティーボですが、マドリーも19回出場・9度の優勝を誇る常連です。

マドリーにとって印象深いのは2013年大会。カルロ・アンチェロッティが指揮官として初陣を飾り、翌年の「ラ・デシマ(第10回CL制覇)」へと続く旅が始まった舞台でもありました。

しかし2013年を最後にマドリーは姿を消し、大会自体も低迷。過密日程、パンデミック、ビッグクラブの海外マネーツアー優先、そしてデポルティーボの2部・3部降格が重なり、2019年のレアル・ベティス参加を最後に大きなクラブとの縁が遠ざかっていました。

それが今夏、ワールドカップイヤーという特殊な日程のめぐり合わせで復活の機会を得ました。マドリーはディオマンデを欠き、W杯出場組の主力も不在ながら、新体制でこの大会に臨みます。デポルティーボも1部復帰を果たし、レオ・ロマン、オーバメヤン、アンヘリーニョらを補強して意気揚々と登場。同紙は「過去が新たになる瞬間を祝う乾杯になるだろう」と締めくくっています。

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