【採点】エスパニョール戦──エスピが土壇場で救済、ギュレルとダンフリースが存在感
AS紙が伝えた。レアル・マドリードはリーガ開幕節でエスパニョールに勝利したが、試合を決めたのは終盤のエスピの一撃だった。各選手のパフォーマンスを採点する。🟢良い・🟡普通・🔴課題あり
🟢クルトワ 前半はほとんど仕事がなかった。同点ゴールの場面は飛び込んでくるボールに対してできることが少なく、責められない。後半はエスパニョールが脅威をほぼ生み出せず、穏やかに過ごした。
🟢ダンフリース(80分交代) 今節は先発に名を連ね、アレクサンダー=アーノルドを上回る起用の正当性を発揮した。守備でも攻撃でも強度があり、特に積極的な攻撃参加が際立った。この試合ではギュレルが内側でプレーする分、外のレーンを縦に突き続けた。何度も危険な形でエリアに侵入し、終盤の守備でも奮闘した。
🟡コナテ 空中戦の強さと安心感は疑いない。高さでマドリーの守備は改善されるはずだ。ただし同点ゴールの場面で課題を露呈した──プレスをかけに行きながら帰陣が遅れ、カラにフリーでヘディングを許してしまった。本来自分がいるべき場所に戻れていなかった。
🟢ハイセン 堅実な開幕戦。守備でのインテンシティと、ボールを持ったときの判断力を両立した。眉上をカットして出血する場面もあったが、落ち着いてプレーを続けた。前に向かう視野の広さは今後のマドリーにとって大きな武器になる。
🟡カレーラス(64分交代) 守備面では真面目にこなした。ただ攻撃で違いを生み出せず、マドリーが試合をコントロールしきれない時間帯に外から変化をつけられなかった。カラからの激しいファウルを受けたが、2枚目のイエローにはならなかった。64分でモウリーニョに交代を命じられた。
🟡バルベルデ いつも通りの献身的な運動量だが、チームが苦しんでいるときに試合を操れるタイプではない。1-1の場面ではカラのフリーランを防げなかった。ただし後半は積極的に顔を出し、こぼれ球を強烈なシュートで狙いポストを直撃するなど存在感を示した。
🟡ベルナルド・シウバ(80分交代) チュアメニ不在でのスタメン起用。コンディションが整えばどうなるか見守る必要があるが、今の段階ではボランチとしての役割に苦しんでいる。ゲームのリズムを上げる推進力が乏しく、低い位置でのプレーに不慣れな印象。右側に流れて高い位置を取ったときのほうが本来の輝きが見える。
🟢ギュレル(64分交代) 右ウイングとして起用されたが、頻繁に内側に絞って中央でプレー。ベリンガムの先制ヘッドを生んだ完璧なクロスは今節最高のアシストだった。エムバペとの連携も数度光った。64分にディオマンデと交代させられたが、試合展開を考えれば疑問の残る采配だった。
🟢ベリンガム(80分交代) この夜最良の形でシーズンを開幕させた。ギュレルの絶妙なクロスに飛び込みヘッドで先制。ヘディングでの得点機はさらに2〜3度あった。ただし全体的なプレーにはまだキレが欠け、リズムの早さに課題が残る。
🔴ヴィニシウス・ジュニオール 今節はよくなかった。序盤からカラとの個人的な口論に終始し、ドリブルでの仕掛けが極めて少なかった。終盤はやや改善したが得点には至らず。不用意なPK演技は2枚目のイエローになりかねなかった場面で、しかも攻撃的な状況を自ら潰す形にもなった。
🟡エムバペ 前半は両サイドから積極的な仕掛けを見せ、ドミトロビッチに2度シュートを打ったが、精度に欠けた。後半は試合から消えがちで、個人でこじ開けようとする場面が目立った。それでも終盤のそうした個人プレーからエスピの決勝点が生まれたのも事実だ。
🟡ククレジャ(64分out カレーラス→in) 公式戦デビュー。チームが疲れを見せていた時間帯の投入で、なかなか流れには乗れなかった。
🟡ディオマンデ(64分out ギュレル→in) 少し控えめなデビューになった。ただ1対1で仕掛ける場面では可能性を感じさせた。決勝点の場面でエムバペへ横パスを通し、起点となったことは評価できる。
🟢カマヴィンガ(80分out ベルナルド・シウバ→in) 守備面で安定感を発揮し、短い時間ながら機能した。
🟡アレクサンダー=アーノルド(80分out ダンフリース→in) クロスでエスピを狙うシーンを期待されたが、ほとんどボールを受ける場面がなかった。
🟢エスピ(80分out ベリンガム→in) マドリーを救った男。投入直後にエムバペのこぼれ球を押し込み決勝点。最も移籍金の低い補強が今節最大の仕事をした。