ロドリを逃し、ベルナルドを獲得——マドリーの中盤問題と次なるターゲット候補
英国メディア『The Athletic』が伝えた。今夏2億4000万ユーロ(6選手)を費やしたレアル・マドリーだが、獲得を逃した一人の選手が今季の命運を左右するかもしれない。W杯最優秀選手に輝いたロドリ(30歳)はライバルのバルセロナを選び、ベルナベウへの移籍はない。2024年のクロース引退以来、マドリーを悩ませてきた「試合のテンポを支配できるボランチ」問題は引き続き課題として残る。
モウリーニョが採用する4-2-3-1では、ダブルボランチ2枚とトップ下の3ポジションをチュアメニ、バルベルデ、カマヴィンガ、ベリンガム、ギュレル、ティアゴ・ピタルチ、そして新加入のベルナルド・シウバの計7人で争う。一見豊富に見えるが、クロースとモドリッチの退団後、一貫してゲームを掌握できる選手が不在という声はクラブ内でも強く、アンチェロッティとシャビ・アロンソという前任2監督が揃って中盤補強の必要性を訴えたにもかかわらず実現しなかった。
モウリーニョは就任当初から「クリエイティブな中盤選手」を要求。クラブはその答えとしてマンシェスター・シティから自由契約でベルナルド・シウバを獲得した(契約2028年まで)。ただしモウリーニョと同じ代理人ジョルジェ・メンデスを通じて以前にもオファーがあったにもかかわらずマドリーは一度断った経緯がある。ロドリ型の6番ではないからだ。モウリーニョ自身が招聘を個人的に要請したが、獲得後も「さらなる中盤補強」を求め続けた。
ロドリ失敗の痛手は大きい。ヤン・ディオマンデのライプツィヒからの獲得(最大1億4000万ユーロ、クラブ史上最高額)とヴィニシウスの2032年延長(アーセナルの関心を振り切る形)はサポーターから熱狂的に迎えられたが、ロドリ問題はそれを差し引いても今夏最大の失望だ。バルデベバスでも加入への期待は高く、複数の主力選手が到来を望んでいたという。なおモウリーニョ本人はロドリを優先事項とは見ておらず、より機動力があり多役をこなせるタイプを好んでいた。
クラブは「各ポジション2名以上の25名完成陣容」を理由に、選手が退団しない限り中盤補強はないという立場だ。ただし7月に同様の発言をした直後にディオマンデ獲得とロドリ追跡が報じられた前例がある。データ分析によれば、マドリーが狙うべき「テンポ・コントローラー」プロフィールに最も近いのはバイエルンのアレクサンダル・パヴロヴィッチ(22歳)。レバークーゼンのアレイクス・ガルシアとエセキエル・パラシオス、シュトゥットガルトのアンジェロ・スティラーも候補として挙がる。ロドリの元チームメートでシティのニコ・ゴンサレスも適合するが、バルセロナのカンテラ出身という背景がネックになりそうだ。