レアル・マドリードが狙う「キッド・メッシ」JJ・ガブリエル──マンチェスターU退団希望の15歳、獲得の壁とは
スペイン紙『AS』が伝えた。欧州中のクラブが争奪戦を繰り広げているマンチェスター・ユナイテッドの下部組織の逸材、JJ・ガブリエルの獲得を、マドリーも検討している。ただし、ほかのクラブとの競争に勝つことに加え、法的な問題もクリアしなければならない。
✅ 「キッド・メッシ」がマンチェスターU退団を希望
JJ・ガブリエルは、10月6日に16歳になるトップ下の選手。マンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属しているが、トップチームでの扱いが不十分だとして退団を求めており、これが獲得競争に火をつけた。 「キッド・メッシ」と呼ばれる逸材が市場に出た形になり、マドリーも慎重に検討しているという。
✅ 今季はマンチェスターU以外でプレーできない
獲得にはいくつもの難しさがある。16歳未満のJJ・ガブリエルは、今はマンチェスターUと契約しない権利があり、クラブとのつながりは形式的なものにすぎない。 しかし、すでにマンチェスターUの選手として協会に登録されているため、クラブが登録を解除しない限り、今季はマンチェスターUでしかプレーできない。解除される見込みは低い。
✅ 最大の壁は「18歳ルール」
さらに大きな問題がある。イギリスのEU離脱以降、イギリスの選手はEU圏外の選手として扱われ、外国人枠を使ううえ、若い選手は18歳になるまで獲得できない。 エンドリッキ、ロドリゴ、ヴィニシウス、マスタントゥオーノも、18歳になるまで待ってマドリーに加入した。 例外は、選手のキャリアとは関係のない理由で、家族がその都市に移り住む場合だけだ。大きな壁だが、越えられないわけではない、と同紙は書く。
✅ ウーデゴール流の「クラブ巡り」
もう一つの関門は、本人にマドリーを選んでもらうことだ。JJ・ガブリエルは、かつてのウーデゴールのように欧州各地を回り、届いたオファーと移籍先の候補を見比べている。 バイエルンが有力なライバルとして浮上しているが、ここ数日はバルサが勢いを増している。マンチェスターUとの争いが続く中、バルセロナ近郊のカステルデフェルスでパーソナルトレーナーとコンディション維持に取り組んでいることも、その可能性を強めている。
✅ マンチェスターUは法的措置も示唆
マンチェスターUはこの状況を、なすすべなく見守っている。プロ契約がないため、選手に戻るよう強制することはできず、今季ほかのイングランドやイギリスのクラブへの移籍を阻止できるだけだ。 マンチェスターUは、この才能と交渉するクラブを提訴するという情報を流している。 マドリーは、獲得にいくつもの問題があることを承知のうえで状況を見極めている。それでも「キッド・メッシ」なら、その価値はあるかもしれない、と同紙は結んでいる。
※マドリーのカンテラ戦略とJJ・ガブリエルへの関心については「カンテラ売却でクラブ史上最高の2億1500万ユーロ」でも伝えています。
