新たな守備陣が、より堅固な守備を生む
スペイン紙『AS』が伝えた。
試合35分、レアル・ソシエダがレアル・マドリードのゴール前に迫った。クルトワは試合開始10分にミケル・オヤルサバルのシュートをセーブしていたが、それ以降は大きな危機もなくゲームをこなしていた。しかしこの場面、ボールがセルヒオ・ゴメスの前に転がり、マドリーゴールをかすめるボレーを放った。すぐさまモウリーニョ監督はベンチを立ち、守備陣に集中を促した。その瞬間、ククレジャ、カマヴィンガ、ブラヒム、トレント、エスピの5人がアントニオ・ピントゥスのもとでウォームアップに入った。指揮官自身も後に説明している。「あれは35分になったら必ずやること。ハーフタイムには全員が中にいる状態にしたい。全員への指示だからね」。
1-1で折り返した後半開始と同時に、カレーラスに代えてククレジャを投入。ククレジャはマドリーの選手としてベルナベウデビューを飾った。これにより後半の最終ラインは、今夏の補強選手3人が名を連ねる形となった。右SBにダンフリース、左SBにククレジャ、右CBにコナテ、左CBに昨季加入のハイセン。モウリーニョ監督は試合後に補足した。「カレーラスの交代はイエローカードのため。10分に久保建英へのチャレンジで警告を受けていた」。
✅数字が示すもの こうして形成された守備陣は、今後も大きく変わらない可能性が高い。ミリタオ復帰前にリュディガーがコナテかハイセンと入れ替わる場面はあるかもしれないが(指揮官は先週、エデル・ミリタオとロドリゴが長期離脱中と明言した)、この4人が今季の重要な試合での守備の軸となりそうだ。5バックでのプレー経験を持つダンフリースが右SBの不動の主力へと定着し、左にククレジャを並べることで、チームは守備ラインを高く保ち、より前線に近い位置でのディフェンス・攻撃・プレッシングが可能になる。これにより中盤と前線の選手たちがモウリーニョ監督の目指すハイプレスを実行しやすくなる。
スタッツもそれを裏付ける。Optaによれば、ダンフリースは敵陣最終3分の1へのパス数でチーム5位(15本)を記録──ギュレル(25本)、エムバペ(22本、バルベルデと同数)、ベルナルド(17本)に続く形だ。コナテはタックル成功数でチームトップタイ(2回)で、ククレジャと並んだ。ハイセンはパス成功数でチーム最多の69本(72本中、成功率95.8%、これも全体トップ)をマークした。
カレーラスも際立っていた。このSBは4本のボール奪取を記録し、ハイセンと同数。守備ライン全体では計15本のボールを奪い、そのほぼ半数にあたる7本は相手陣内でのものだった。失点面でも、クルトワに飛んできたシュートはわずか3本で、エスパニョール戦と同じ数字。それでもモウリーニョ監督のチームとしてはやや多い部類に入る。指揮官は2010-11シーズンに59試合中30試合で無失点を達成している──リーガ38試合中16試合、CL12試合中8試合、コパ9試合中6試合、約半数でクリーンシートを記録した。