エスピの決勝弾に隠れた真実──「ギュレルはスタメン固定が答えだ」エスパニョール戦評
スペイン紙『MARCA』が伝えた。モウリーニョのマドリー「第二章」が幕を開けた。RCDEスタジアムが、ポルトガル人指揮官の白い冒険・第二幕の舞台となった。
✅モウリーニョ第二次政権初スタメン 試合前日の会見でモウリーニョは「先発11人はもう選手たちに伝えた。みんなより情報を持っているのは誰だろうな」と記者をけん制した。20時11分、ピッチに飛び出した先発は以下の通り──クルトワ、ダンフリース、コナテ、ハイセン、カレーラス、バルベルデ、ベルナルド・シウバ、ギュレル、ベリンガム、ヴィニシウス・ジュニオール、エムバペ。新加入3名とBMVが揃った、モウリーニョのリーガ第一号布陣だ。
✅トルコ人とイングランド人の芸術──開始10分以内に先制 マドリーが試合の主導権を握るまで10分とかからなかった。ヴィニシウスが倒されて得たサイドからのFK、ギュレルのセンタリングがエリア中央に落ちると、ベリンガムがエスパニョール守備陣の隙を突いてヘディングでネットを揺らした。W杯で見せた好調をそのままリーガに持ち込む形だ。ベリンガムとギュレルのコンビが機能し始めている。
✅ヴィニシウスの「余計なひと言」が試合を変えた マドリーは試合を完全にコントロールしていた。ベリンガムは自由に動き回り、ギュレルは支配者として輝いていた。しかしヴィニシウスが自陣近くで相手DF(リーデル)と口論を始め、さらにスタンドにも向かって挑発。それまで「眠らされていた」エスパニョールに突如として火が点き、直後に同点ゴールを献上した。因果関係を証明することはできないが、タイミングは重なった。試合は一変し、両ゴール前で激しい展開に。
✅「格下」エスピが試合を決めた 最も安い補強と言われたカルロス・エスピが勝利をもたらした。貴重な勝点3を手にしたのは、将来的にマドリーとスペイン代表で大きな役割を担いそうなこの若者の一撃だ。
✅エムバペ、またも空振り W杯ゴールデンブーツ受賞者のエムバペは、この夜「ゴールがローラーホッケーのゴールほど小さく見えたのではないか」というほど決定機を外し続けた。あらゆる角度から何度もシチュエーションを迎えながら、無得点に終わった。RCDEスタジアムはエムバペにとって依然として「無得点スタジアムリスト」に残ったままだ。
✅ギュレルは「スタメン固定」が唯一の答えだ 議論の余地はない。モウリーニョがどう選手を組み合わせようとも、ギュレルはピッチに立ち続けなければならない。もはや「きらめきもあるが穴もある」タイプの選手ではない。今の彼はマドリーのハンドルを委ねられる選手だ。その才能を中心に組み立てることが最善の選択であり、それ以外は誤りだ。この夜も最初の交代でピッチを去り、以降のマドリーは輝きを失った。
✅世界王者ククレジャへの拍手 この夜ブーイングが渦巻く中で例外があった。マルク・ククレジャだ。エスパニョールのカンテラ出身の世界王者は、スタメン発表の瞬間から拍手で迎えられ、60分過ぎに投入されると大きなオベーションを受けた。
✅コナテ対ロベルト──この夜最大の対決 エスパニョールのストライカー、ロベルトとコナテの一騎打ちは見応えがあった。開幕戦で2ゴールを挙げてきた相手FWはゴールに背を向ける局面での粘り強さを見せたが、コナテは高さ・強さ・読みで正面から受けて立ち、移籍の正当性と先発の資格を証明した。
✅バルベルデ、ポストに阻まれる キャプテンとしてこの夜中盤を走り続けた。攻撃に絡む機会は多くなかったが、80分前後の強烈なシュートがゴールポストを直撃。貴重な追加点を奪えなかった。