AS2026年8月16日 10:20
カマヴィンガに訪れるチャンス──批判をよそにモウリーニョが示す信頼
スペイン紙『AS』のコラムニスト、フレデリック・エルメルが綴った。プレシーズンとは選手だけが準備する時間ではない。ファンもメディアも、これから10ヶ月続く「役割」の予行演習をしている——称える選手と叩く選手を決める作業だ。競争的な意味のない試合でも、ひとりを熱狂的に持ち上げ、別のひとりを徹底的に批判することがお決まりのパターンになっている。今季その標的に選ばれてしまったのが、フランス人MF・カマヴィンガだ。
昨季2025-26シーズンはミスと負傷が重なり、ミュンヘンでのチャンピオンズリーグでは不用意な退場も喫した。しかしエルメルは、そのシーズンの記憶がピッチでの姿勢ではなく、外からの評価を歪めていると指摘する。移籍が既定路線のように語られる中でも、カマヴィンガは今プレシーズンに熱量を持ってプレーし、残留に値することを証明しようとしている。
モウリーニョはその姿を見ている。中盤の駒が手薄であることを熟知する指揮官は彼を手放す意思はなく、チャンスを与えようとしている。同じフランス人としてカマヴィンガに思い入れのあるエルメルは、「白紙からのスタート」が同胞に訪れることを願っている。