モウリーニョ、右SBポジションで意図的な競争を演出
プレシーズン序盤の3試合を通じ、スペイン紙『MARCA』はマドリーの右サイドバック争いに焦点を当てた。
インテルから2000万ユーロで加入したデンゼル・ダンフリース🇳🇱は、当初トレント・アレクサンダー=アーノルド🏴の控えとして機能する計画とみられていました。 しかし実際の起用法はその見方を大きく覆すものでした。
第1戦のフィオレンティーナ戦ではトレントが右SBで先発、ダンフリースは右ウイングで出場し75分に退くかたちでした。 第2戦のフェレンツヴァーロシュ戦ではモウリーニョが役割を入れ替え、ダンフリースが先発、トレントは後半から投入されました。 そして第3戦のデポルティーボ戦では、ダンフリースが右SBで先発。後半にトレントが右SBとして登場すると、ダンフリースは右ウイングへポジションを上げ、最終的に90分フル出場を果たしました。
『MARCA』は、ダンフリースの多ポジション対応力が序盤戦でアドバンテージをもたらしていると分析しています。 ブラヒム・ディアスが合流するまで右ウイングに使える選手がほぼいなかったなか、ダンフリースはそのポジションを埋める貴重な存在として機能しました。 モウリーニョが好む「戦士型の選手」というプロフィールにも合致しており、まだベストの出来ではないながらもその評価を維持しています。 一方でトレントは、プレシーズンで特に切れのある動きを見せており、地位を証明したい姿勢を滲ませているとも伝えています。
競争は1トップのポジションにも及んでいます。エンドリック🇧🇷は3試合すべてで先発起用されており、『MARCA』はモウリーニョが1月の計画変更を避けるためにもこの疑問を解消する必要があると指摘しています。
同紙によれば、モウリーニョは意図的に序列を明かさず、複数のポジションで選手を競わせる戦略を取っています。 右SBと1トップ、いずれのレギュラー争いも最終決着はついておらず、その不確実性こそがまだ形成途上にある現スカッドから最大限を引き出すための、モウリーニョ流の最良の武器だと『MARCA』は結んでいます。