AS2026年8月31日 17:30

正式決定:セルヒオ・マルティネス、マドリーへ──どんな選手か

スペイン紙『AS』のレアル・マドリー担当記者セルヒオ・ロペスが伝えた。

わずか300万ユーロで手に入れる原石。未来への投資。そしてラシン・サンタンデールから正式に発表された──セルヒオ・マルティネス、レアル・マドリーの新選手。ラレード出身の若き巨人(19歳、188cm)がサンティアゴ・ベルナベウでプレーすることになる。ただし、すぐに一軍からではない。まずはカスティージャからスタートし、着実に上を目指すプランだ。プリメーラRFEF(3部リーグ)で試合経験を積みながら、トップチームにも顔を出す──自然な成長曲線を描いて頂点へ。実力主義の道を歩む。バルセロナ、アトレティコ、ビジャレアル……イングランドのクラブ、サウジアラビアのクラブまで接触してきた選手が、マドリー入りを選んだ。時が結果を証明するだろう。しかし今、現実となった。2030年まで4年契約を締結。

✅ ラシン・サンタンデールの公式声明

「ラシン・サンタンデールとレアル・マドリーCFは、セルヒオ・マルティネスの移籍について合意に達した。マドリーは、両クラブを結んでいた選手の契約違約金として定められた全額を一括で支払うことを約束した。これにより、ラレード出身の選手は緑白のユニフォームを離れることになる。

セルヒオが10歳からクラブに所属し、アレビンB(U-11)からトップチームまで(15試合に出場)あらゆるステップを駆け上がってきたラシン・サンタンデールとして、今後の競技・個人双方のチャレンジにおいて最大の成功を願いたい。

セルヒオ、頑張れ!このクラブでの成長ぶりと、長年にわたる盾の守り方を誇りに思う。エル・サルディネーロはいつも君の家だ。」

✅ 1週間の熟慮の末に

この移籍が完結するまでに要した時間は、1週間あまりだった。8月19日、マドリーが争奪戦に参入し、すべてをひっくり返した。マドリーから電話がかかってきた時のいつもの反応だ。重大な話だ。その3日前、セルヒオ・マルティネスはリーガ開幕節にスタメン出場していた。しかもビジャレアル戦で豪快なゴールを決めた。時速126.7kmの強烈なシュートで、ラシンのリーガデビュー戦(21世紀以降)での最年少ゴール記録を樹立した(19歳93日)。中盤の支配者として見せた圧巻のパフォーマンスを締めくくる一発だった。そして何より、それは夢の実現だった──アレビンからラシンの下部組織でプレーしてきた選手が、トップで輝いた瞬間。

✅ 殺到するオファー

彼はラシンが育てた生え抜きだった。控えめで才能があり、非常に愛された存在。しかしカンタブリアでも、セイレーンの歌声がいつか彼を連れ去るかもしれないという覚悟は前々からあった。クリスマス時点で、まだトップチーム10試合しか経験していなかったにもかかわらず、オファーが殺到した。バルセロナ、アトレティコ、ビジャレアル、そしてマドリー自身も接触していた。連絡、交渉、本格的な動き。11月にはラシンも手を打っていた──2029年まで延長。しかし違約金は依然として格安のままだった:わずか300万ユーロ。引き留めるためには、他クラブを牽制するよりも本人を説得することの方が重要だった。しばらくその戦略が機能してきたが、マドリーがギアを上げた。

両クラブの関係は非常に良好だった。そのため移籍は違約金行使という形ではなく、合意した価格で成立した。双方が交渉テーブルにつき、300万ユーロをわずかに上回る金額で合意した。相互理解を優先したことを示す象徴的な上乗せだ。ラシンにとっては痛手であっても、できる限り友好的な形での移籍を実現するため──良好な関係を守るために。

✅ 1部かプリメーラRFEF(3部リーグ)か

迷いもあった。自然な迷いであり、公言されていた迷いでもある。ラシンのスポーツディレクター、チェマ・アラゴンは先週火曜日にこう述べていた。「セルヒオ・マルティネスは迷っている。マドリーという選択肢もあるが、ラシンという選択肢もある。ここでレギュラーを保証できれば、彼は絶対に移籍しない。マドリーにもそう伝えたが、彼らは本気だし、本人も状況を熟考している段階だ」。選択肢の花びらを一枚ずつ摘み取るような日々だった。ラシンに残って1部でプレーし続け、マドリー行きという人生に一度あるかどうかの電車を乗り過ごすか──それとも荷物をまとめてバルデベバスへ向かうが、少なくともしばらくは2カテゴリー降りることを受け入れるか。簡単な決断ではなかった。しかし答えは出た。セルヒオ・マルティネスは2030年まで契約を結ぶ。23歳になるその年まで。まずはカスティージャからスタートし、そこから上を目指す。

✅ どんな選手か

19歳、188cm、右利き、ボランチ。非常に完成度の高い選手で、汎用性が高い。長身ながらアジリティがあり、特別な才能を持つ。組み立て役であり、万能型MFの側面も持つ。どちらかといえばやや攻撃的な嗜好だが、アンカー、ピボーテ、ボックス・トゥ・ボックス、トップ下のいずれもこなせる。わかりやすく言えばポグバ型のMFだ。多くのスペースを走り、ゴール前のエリアに飛び込んでスルーパスを出しながら組み立てもする。守備もできる。デュエルに強く、空中戦に優れ、強い個性を持つ。プレッシャーがかかる場面でも小さくならない。これらすべての要素が大クラブを引き付けた。

控えめな人柄だ。ピッチの外より内でこそ語りかける選手。目立つことや脚光への執着がない。チームプレーヤー。自分が優れていながら、周りをも良くする選手だ。ラレードのクラブ・デポルティボ・ラレードの下部組織で育ち、アレビンの年代でラシンへ移籍した。昨季はラージョ・カンタブリアで17試合、ラシンのトップチームで13試合(リーグ10試合、コパ3試合)を経験。18歳にして目を見張る成長曲線を描いてきた。そしてまさに今、1部のスタメン選手として爆発しようとしていた。しかしその時間は短かった。今度はマドリーへと歩みを進める。

✅ 「ラ・ロヒータ」への思い

サッカー一家の出身だ。弟のマヌエル・マルティネス(通称ロロ)はラシンの下部組織でFWとしてプレーし、カデーテで74ゴールという衝撃的なシーズンを送ったばかりだ。今は兄セルヒオへの視線が注がれる。スペインの若年代代表(ラ・ロヒータ)への出場機会が少なかったことが唯一の心残りだ──2025年9月の代表ウィークにU-19代表として3試合の招集を受けただけで、今夏のヨーロッパ選手権にも招集されなかった。しかし若さを考えれば、その扉をこじ開ける時間は十分にある。

それが今始まる。今日から始まる。移籍が正式に発表された今日──セルヒオ・マルティネス、レアル・マドリーの新選手。エル・サルディネーロの原石が、ベルナベウへ向かう。まずはディ・ステファノから始まる:カスティージャの選手としてプリメーラRFEF(3部リーグ)でプレーし……トップチームにも顔を出しながら。今季への投資であり、何より未来への投資だ。その将来性に対して300万ユーロ強という値段は格安だ。争奪戦を繰り広げたライバルの数を考えれば(バルセロナ、アトレティコ、ビジャレアル、プレミアリーグ勢……)なおさら。しかし彼はマドリーを選んだ。迷った末に、当然の迷いの末に。ラシンのトップチームで夢を叶えた後に。簡単な決断ではなかった。しかし今、現実となった。2030年まで契約を結んだ。

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