AS2026年8月12日 08:39

モウリーニョが発見した18歳のロケット

マドリーの夏を席巻する18歳がいる。スペイン紙『AS』が伝えた、アレクシス・シリアという名の新星の話だ。

セビージャのアカデミーに在籍していた今年1月、マドリーのラ・ファブリカへと電撃加入。バルデベバスに降り立った初日から、ゴールとラボーナでその存在を刻み込んだ。「あんな選手はほとんどいない」――フベニール・Aでわずか1試合を見ただけのスタッフがそう漏らしたという。

経歴の積み上げ方が、また非凡だった。フベニール・Aの初戦でゴール、レアル・マドリードC(Cチーム)は2戦目でゴール、カスティージャ(Bチーム)はスタメン初戦でゴール。階段を一段一段上がるのではなく、各フロアに着くたびに即座に結果で応えてきた。

✅ ユースU-18・カスティージャ・スーパーフベニルを合算した5ヶ月の成績:**10ゴール8アシスト** ✅ バルデベバスのユースリーグ(ローザンヌ)制覇を支えた中核メンバー

右利きながら左ウイングを主戦場とするドリブラーで、プレースタイルは「大胆不敵」の一語に尽きる。内側にも外側にも仕掛け、ラボーナも辞さない。「対戦相手が誰でも関係ない」とバルデベバスの内部では語り草になっているという。

そのシリアを、モウリーニョが直接目撃した。プレシーズン序盤の練習で一軍の選手たちがまだ合流しきらない時期、いち早くその動きを目に焼き付けたポルトガル人指揮官は、確信を深めていったと『AS』は伝えている。

結果として、シリアはオーストリア・クラーゲンフルトでのフィオレンティーナ戦でトップチームデビューを果たしてゴール。さらにハンガリー・ブダペストでのフェレンツヴァーロシュ戦でも先発に名を連ね、マリオ・リバスの先制ヘッドを演出するクロスを供給した。エスピのゴールやベルナルド・シウバの印象的なデビューも話題を集めた試合の中で、シリアは確かな存在感を示した。

「監督からは、自分らしくいろ、楽しめと言われました」とオーストリアで語ったシリア。デビューゴールについては「ボールが来た瞬間、頭が真っ白になりました。でも入った瞬間、本当にほっとした…」と、18歳らしい正直な言葉で心境を明かした。

モウリーニョが今夏指名した4人の"若き先発組"の一角として、シリアはすでにプレシーズンの台風の目となっている。クラブ内部では「トップチームで戦えるポテンシャルがある」という評価が固まりつつある。バルデベバス発、この夏最大のロケットはまだ加速を続けている…。

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