AS2026年8月20日 06:58

「飢えたマドリー」

スペイン紙『AS』が伝えた。2026-27シーズンのマドリーは特別な状況の中でスタートを切る。過去2シーズン、主要タイトルを一つも獲得できなかった──これはちょうど2010年以来のことだ。その時と同様、モウリーニョが指揮を執るべく呼び寄せられた。2014年から2024年にかけてCLを6度制するという黄金期を経てもなお、マドリーは勝つことを忘れたかのように見えた。

プレシーズンは6戦5勝1分と好調。特に圧巻だったのは直近のシャルケ戦。相手のホーム満員の中、0-3で完勝。シャルケのムスリッチ監督はこう評した。「相手のミスを確実に仕留めてくる。それができるチームだ。モウリーニョの影響が100%出ている。彼は生粋の勝負師だ。この戦力を持つマドリーには、まさに必要な存在だ」。

クルトワも休暇明けにこう語った。「今は非常にやる気がある。個人的にもタイトルを獲りたい。チームにとっても、ファンにとっても、クラブにとっても、また勝つことが大切だ」。

✅26人中11人がCL未経験 マドリーの目標が何かは明白だ。リーガもコパも目指すが、CLこそが真の基準だ。そしてこのチームには興味深い事情がある。26人の選手のうち11人がCLを制したことがない。ほぼ半分だ。

その11人はアセンシオ、ホイセン、コナテ、ククレジャ、カレーラス、ダンフリース、ティアゴ・ピタルチ、エンドリッキ、エムバペ、エスピ、ディオマンデ。今夏の6人の新加入選手のうち実に5人が含まれており、CL経験があるのはベルナルド・シウバのみだ。

一方、CL複数回制覇経験者はクルトワ、ルニン、ミリタオ、リュディガー、メンディ、カマヴィンガ、バルベルデ、ヴィニシウス、ロドリゴ(いずれも2回)。1回経験者はトレント、ベリンガム、チュアメニ、ギュレル、ベルナルド・シウバ、ブラヒムだ。

かつてこのチームには、歴史上CL6回制覇という偉業を成し遂げた5人のうち4人が在籍していた。ナチョ、カルバハル、クロース、モドリッチの4人だ(残る1人はヘント)。また5回制覇のベンゼマ、マルセロ、カゼミーロ、クリスティアーノ・ロナウド、イスコ、4回制覇のセルヒオ・ラモス、ヴァラン、ルーカス・バスケスも去った。マドリーはそのリーダーシップを失い、取り戻さなければならない。ただクラブは、CL制覇経験者を獲り直すよりも、「マドリーで初めてビッグイヤーを掲げる」ことへの強いモチベーションを持った選手を集める戦略を続けている。

✅モウリーニョも「2010年以来」 ベンチも同じく飢えを抱えている。モウリーニョは1期目の就任時、ポルトとインテル(ベルナベウでバイエルンを撃破)でCLを制した直後に赴任した。しかし現実として、CLの優勝は2010年のインテル以降、16年間遠ざかっている。主要リーグタイトルも2014-15シーズン、チェルシー(第2次政権)でのプレミアリーグ制覇が最後だ。

その後の主なタイトルはマンチェスター・ユナイテッドでの2016-17ヨーロッパリーグ、そしてローマでの2021-22コンファレンスリーグ。この最後のタイトルでモウリーニョは3つの欧州大陸タイトルすべてを制覇するという偉業を達成した。しかしマドリーではCLが「すべてかゼロか」だ。1期目は準決勝を超えられなかったと批判されてもいる。今度こそのリベンジも、モウリーニョ自身の使命だ。そしてモウリーニョも、飢えている。

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