AS2026年8月15日 16:37

マドリー、大型補強に踏み切る——今夏の支出2億2500万ユーロ、バルサ+アトレティコの合計を超える規模

スペイン紙『AS』が伝えた。レアル・マドリーがこの夏、2019年以来最大規模の補強投資を行っている。クラブは2億2500万ユーロを投じ、ラ・リーガにおける最大支出クラブとして、資金力で知られるプレミアリーグのクラブと肩を並べる唯一の存在となっている。タイトルなき2シーズンへの反省から大胆な一手に打って出た形で、過去5年間の補強費の3分の1以上がこの数ヶ月に集中している。フリックのバルセロナが築いた覇権を崩すための勝負の夏だ。

今夏の主な補強は4選手。ディオマンデ、ククレジャ、エスピ、ダンフリースの獲得に要した合計額が2億2500万ユーロ(約370億円)に達する。コートジボワール代表のディオマンデはクラブ史上最高額の移籍金による加入となった。ククレジャはチェルシーから5500万ユーロ、エスピはレバンテから2500万ユーロ、ダンフリースはインテルから2000万ユーロで獲得した。これにシティおよびリバプールとの契約満了でそれぞれ加入したベルナルド・シウバとコナテの無償獲得も加わる。

ラ・リーガ全体の移籍費5億6000万ユーロ超のうち、マドリーが占める割合は40%。バルセロナ(1億500万ユーロ)とアトレティコ(1億200万ユーロ)の合計をすでに上回っており、なお両クラブにはロドリやクティ・ロメロなど複数の案件が残っている。また、今夏の欧州トップ6支出クラブのうち、マドリーは英プレミアリーグ以外で唯一ランクインするクラブだ。

補強方針の幅を広げた クラブはこれまで「将来性ある若手の大型獲得」と「実績ある選手をお値打ちで獲る」という2本柱を維持してきた。ベリンガムやチュアメニが前者の代表格、リュディガー・トレント・ホセルーが後者の例だ。今夏はそこにククレジャやダンフリースという即戦力ベテランという新たな軸が加わっている。

なおトレントについては、リバプールとの契約を前倒し終了させるために1000万ユーロを支出したが、これを除けば、マドリーが23歳以上の選手に移籍金を払ったのはアザールとメンディを獲得した2019年以来。25歳以上では2012年のモドリッチ(モウリーニョ体制第1期)以降、アザール、クルトワ、ケイロル・ナバス、キコ・カシージャ、ディエゴ・ロペスの5人のみだった。

カンテラの売却益が補強を支える カンテラ(育成機関)も記録的な稼ぎを上げており、売却益・保有権インカムの合計は1億9900万ユーロに達している。ゴンサロが4000万ユーロ(マドリーは保有権の30%を保持)、コモがニコ・パスの残り50%保有権を6000万ユーロで購入、ビクトル・ムニョスで2000万ユーロを回収。さらにパラシオス、ハコボ・オルテガ、マリオ・ヒラ、アルバロ・ロドリゲス、アレックス・ヒメネス、フラン・ガルシア、マリオ・マルティンといった移籍でも収入を積み上げた。

これらの直接・間接的な売却収入が、クラブが誇る財務健全性を損なうことなく大型補強を実現するための原資となっている。

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