The Athletic2026年8月17日 06:37

身長194cm、ホセルの系譜──エスピ、マドリー電撃移籍の舞台裏

英スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。カルロス・エスピは今夏マドリーが獲得した最も謎めいた選手だ。バレンシア近郊タベルネス・デ・バルディグナ出身でサッカーと無縁の労働者家庭に育ち、急激な身体成長でレバンテの目に留まったのは2022年のこと。19歳だった2025年には36試合6ゴール2アシストでレバンテの1部昇格に貢献した。移籍は7月30日まで極秘扱いで、父のホアンホは「地獄だった。母にも兄弟にも誰にも言えなかった」と明かした。

昨季は序盤に出場機会を失っていたが、12月のルイス・カストロ監督(ポルトガル人)就任が転機となった。最終的にシーズン13ゴールを記録して残留の立役者に。その活躍でスペイン代表のW杯予備登録メンバーにも名を連ねたが、最終選考ではボルハ・イグレシアスに委ねられた。ブライトンを筆頭にプレミアリーグ各クラブも本格的な獲得検討に入ったが、モウリーニョからの直接電話が決定打となった。フラムへ4000万ユーロで放出したゴンサロ・ガルシアの後継として「純粋な9番」の役割が示されると、決断は容易だった。

✅「天井がない」──レバンテ史上最高額の輩出 移籍金は2500万ユーロで、2018年のジェフェルソン・レルマ(ボーンマス、3000万ユーロ)に次ぐレバンテ史上2番目の売却額だ。サンチェス会長は「あの少年はスターになる。良い人間でもある」と語り、育成部長ナバーロは「チャンスが少なくてもゴールを決める。天井がない」と評した。エムバペを主軸とする体制でのエスピの立ち位置は、2年前のリーガ・CL二冠で貢献したホセルの系譜に重なる。かつてレバンテからケイラー・ナバスを獲得したマドリーが、再び同クラブから磨かれていない原石を手に入れた。

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