移籍市場最終日──計26名でシーズンへ
スペイン紙『AS』が伝えた。
補強はない。ただし先に誰かが出ていけば話は別だ。それも見込みは薄い。だからベルナベウのオフィスには穏やかな空気が漂うだろう。それでも待機は続く。移籍市場の最終日とは、そういうものだ。土壇場では隠し札が出てくることがある。「今しかない」という状況が生まれると、何かが動く。想定外の動きが起きる可能性もゼロではない。そうなれば計画は変わる。だが変わらなければ、静かな1日となる。もっとも可能性が高いシナリオは現状維持だ。アセンシオもカマヴィンガも残留の意思を示しており、市場の扉はほぼ閉じている。完全に施錠されているわけではないが。深夜0時まで電話が鳴る可能性はある。スタンバイのまま、最後まで目を光らせる。
✅ アセンシオとカマヴィンガ
視線は自然とこの2人の名前に集まる。背景は異なるが、共通点がある──どちらもバルデベバスを見据えている。ラウール・アセンシオに関しては、クラブはレンタル移籍の選択肢も検討したが、最終的には残留の方向だ。カマヴィンガの場合、放出は経済的な大きな収入源として常に念頭に置かれてきた。売却益で資金を調達し、次の補強に備えるためだ。だからこそ「最低でも7000万ユーロ以上の移籍金がない限り手放さない」という方針が何週間も続いている。その規模のオファーは届いていない。
✅ その他の状況
市場を動かしうる要因があるとすれば、その条件を満たすオファーが1日のうちに届き、選手との交渉が再び動き出し、姿勢が変わるという流れだ。しかし現実的にはそのような連鎖は考えにくい。メンディについても、クラブは動きを完全には否定していないが、負傷が続いている以上オファーは来ないとみている。エンドリッキについては残留が濃厚だ。モウリーニョが直接「必要としている」「戦力として数えている」と伝えており、本人も残る方向に気持ちが固まっている。
✅ 「理想は21〜22人」──でも26人になった
新規加入がなければ、モウリーニョのスカッドは26名となる。ファーストチーム登録25名にBチームからのティアゴを加えた人数で、セルヒオ・マルティネスは含まれない。内訳はGK2名、右SB2名、CB5名、左SB3名、MF7名、WG4名、FW3名。モウリーニョが語ってきた理想像──「21〜22人、多くても22人」「コンパクトなスカッド」──とは開きがある。ただ、状況がそうさせた。
✅ 26人のスカッド(2026年版)
| 背番号 | 選手 | ポジション |
|---|---|---|
| 1 | クルトワ | GK |
| 13 | ルニン | GK |
| 24 | ダンフリース | 右SB |
| 12 | トレント | 右SB |
| 3 | ミリタオ | CB |
| 4 | ハイセン | CB |
| 16 | コナテ | CB |
| 22 | リュディガー | CB |
| 2 | アセンシオ | CB |
| 17 | ククレジャ | 左SB |
| 18 | カレーラス | 左SB |
| 23 | メンディ | 左SB |
| 14 | チュアメニ | MF |
| 8 | バルベルデ | MF |
| 5 | ベリンガム | MF |
| 20 | ベルナルド・シウバ | MF |
| 15 | ギュレル | MF |
| 6 | カマヴィンガ | MF |
| 27 | ティアゴ | MF |
| 25 | ディオマンデ | WG |
| 7 | ヴィニシウス | WG |
| 21 | ブラヒム | WG |
| 11 | ロドリゴ | WG |
| 10 | エムバペ | FW |
| 9 | エンドリッキ | FW |
| 19 | エスピ | FW |
✅ 総額2億2500万ユーロの夏
今夏の加入は6名。ダンフリース(2000万ユーロ、カルバハルの後継)、コナテ(フリー移籍、アラバの後継)、ククレジャ(5500万ユーロ、フラン・ガルシアの後継)、ベルナルド・シウバ(フリー移籍、セバージョスの後継)、ディオマンデ(1億2500万ユーロ、クラブ史上最高額、マスタントゥオーノの後継)、エスピ(2500万ユーロ、ゴンサロの後継)。合計2億2500万ユーロで、そのうち56%がディオマンデ1人に費やされた。MF補強の枠はロドリ獲得断念で事実上閉じ、CB補強の枠はアセンシオが出ない限り開かない。
最後の数時間、オフィスの電話が鳴る可能性は捨てられない。ただ前提は変わらない──出ていく選手が出ない限り、補強はない。マドリーにとってのこの移籍市場は、事実上ここで幕を引く。あとはスタンバイあるのみだ。