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El País2026年9月29日 15:43

「自分が最高」と言うC・ロナウドは嫌われ、ラミンは愛される理由

スペイン紙『El País』で、作家・ジャーナリストのマヌエル・ハボイス氏が、コラム「Siempre Robando」でクリスティアーノ・ロナウドとラミン・ヤマルの「自分こそ最高」という発言を比べた。同じような言葉でも、受け止められ方がこれほど違うのはなぜなのかを考察している。

✅ 23歳のC・ロナウド「バロンドールは自分がふさわしい」

C・ロナウドは23歳のとき、「正直に言えば」バロンドールは自分がふさわしい、「自分が最高で、最も安定していた」と語り、世界中で話題になった。 当時のマンチェスター・ユナイテッドでのシーズンは、49試合42ゴール、プレミアリーグとCLの2冠、両大会の得点王、欧州ゴールデンシューという異次元のものだった。 それでもこの主張は反感を買った。究極の団体競技で、最高の個人タイトルを自ら求めることには、どうしても抵抗感がつきまとうからだ、と同氏は書く。

✅ 数々の名言

同氏は、C・ロナウドのその後の発言も振り返る。2013年、すでにマドリーに在籍していたC・ロナウドは、「毎年受賞に値する」と半分冗談で語った。同氏いわく、マドリーはどんな野心も控えめに見えるクラブだ。 2017年の受賞時には「自分より上の選手は見当たらない」と語り、同じ年に「良い時も悪い時も、自分が史上最高の選手だ」とも言った。 同氏は冗談交じりに、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで2004年に展示された、ベッカムが107分間眠り続ける映像作品(サム・テイラー=ウッド作)を引き合いに出し、「107分間寝ている姿を見てくれと頼む方が、バロンドールを500個求めるよりエゴが強い」と書いている。

✅ お気に入りは「金持ちでイケメンで偉大な選手だから」

同氏が一番気に入っているのは、2011年にザグレブでの代表戦でブーイングを浴びたときの言葉だという。 「みんなが僕を妬んでいるのは、僕が金持ちでイケメンで偉大な選手だからだと思う」 同氏は「非の打ちどころのない発言だ。当時もずいぶん擁護したが、15年たった今、もっと擁護すべきだったと後悔している」と書き、自身もブログで批判を浴びていた当時の経験を冗談交じりに振り返っている。

✅ ラミンは愛され、C・ロナウドは愛されなかった

しかしC・ロナウドは、少なくともスペインでは、ラミン・ヤマルが得たような愛情や理解、魅了を得られなかった、と同氏は言う。 ラミンは、自分はエムバペと並ぶ世界最高の選手で、W杯を制した今年はバロンドールにふさわしいと語っている。 C・ロナウドほど断定的ではないが、より早くからそう言っている。マドリーとバルサの違い(どのユニフォームを着て言うかで受け止め方は変わる)もあるが、同氏はそれ以上に「時代」の違いを感じるという。若い世代の文化、見せ方のコントロール、想像上の王冠をかぶり、ナンバーワンを主張する、C・ロナウド的な「俺はここにいる」という姿勢だ。

✅ 「しかも、彼は正しい」

同氏は、そうした姿勢がとても好きだと書く。自分たちの世代の教育では、これほど堂々と自分を主張するには、乗り越えがたい恥じらいを打ち破る必要があった。 「敬意を持ち、誰も傷つけず、何百万人もの人とお金を動かすスポーツをしながら、ラミンが思ったことを口にし、いつも退屈なサッカー選手の決まり文句という狭い道から外れて、自分自身とサッカーについてこれほど率直に正直に語る。それは美しいことではないだろうか」 そして最後にこう付け加えている。「しかも、小さくない問題として、彼は正しい」

※本記事は、El PaísのManuel Jabois氏のコラム(意見記事)の内容を紹介したものです。

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