The Athletic2026年8月31日 12:12

「彼は唯一無二の選手だ」

The Athleticのレアル・マドリー担当記者ギジェルモ・ライが伝えた。

ベルナベウは再びジュード・ベリンガムの真骨頂を目撃した。

イングランド代表MFは日曜日のマラガ戦で最高のパフォーマンスを見せた。19分、最初から最後まで純粋な演劇のような圧巻のゴールで先制点を記録した。中盤でルーズボールを拾うと、チームメートがプレスを受けた直後に前進。まず1人をかわし相手をグラウンドに倒してしまうほどの勢いで突き進み、続けて斜めに走り込みながら躊躇する2人のディフェンダーをかわした。フィニッシュはタイトなアングルからGKアルフォンソ・エレーロの股下を通し、ファーコーナーへ。誰にも止められなかった。

ベルナベウに「HEY JUDE!」のチャントが響き渡った。2023-24シーズンの印象的なデビュー年に定番の応援歌となった歌だ。しかし昨季は肩と太ももの負傷で合計100日以上を欠場し、その声援が聞かれる機会はほとんどなかった。

「ベリンガムは一流の選手であるだけでなく、リーダーでもある」とモウリーニョは試合後の記者会見で語った。「自分自身にも、チームメートにも非常に要求が高い。その点が本当に好きだ。彼はバロンドールの争いにいる。MFとして彼がやっていることは信じられないほどだ」

✅ 自由を取り戻した司令塔

オフシーズン、マドリーには中盤を補強すべきという声が上がっていた。マンチェスター・シティを退団したベルナルド・シルバをフリーで獲得し、長年の同僚ロドリの獲得にも動いたが、ロドリは最終的にバルセロナへ移籍した。しかしクラブ内部にはベリンガムがその位置でチームを牽引し続けるべきだという声もあり、モウリーニョもその意見に賛同した。

新監督のシステム(4-2-3-1)でも守備的な仕事は求められる。ただ、昨季前半にシャビ・アロンソのもとでオーソドックスなアンカーを頻繁に任された頃とは大きく異なり、ゴール前のエリアで質を発揮できる自由が与えられている──直近のワールドカップでイングランド代表として8試合7ゴールを記録した時のように。

大会後の休暇明けからトレーニング復帰して約1週間で迎えた先週のエスパニョール戦では、100%の状態ではなかったが80分間プレーして今季初ゴールを記録。エムバペとヴィニシウスをつなぐ仕事でも貢献した。平日のレアル・ソシエダ戦では相手ボックス内でのボール奪取からヴィニシウスのゴールをお膳立てした。そして今節、ついに肉体的にも本来の状態に戻ったように見えた。

「彼は唯一無二の選手だ、チームにとって超重要な存在だ」と、試合前にモウリーニョはベリンガムについて問われて答えていた。

3分という早い段階でエムバペへのスルーパスを通し、マラガの守備に最初のひびを入れた。マラガが引いて対応するようになるにつれ、ベリンガムはセカンドラインから前方へ飛び出す回数を増やした。ゴールはその形から生まれた──守備陣を縫うような見事なドリブルからの落ち着いたフィニッシュ。30分過ぎには2点目にも関与した。ボックス内に飛び込みクロスをヘッドで合わせたプレーはオウンゴールと判定されたものの、そのヘッドがゴールを生み出した。

後半もゲームをコントロールし続け、テンポアップが必要な時に加速。左足ドライブシュートがポストを叩くなど、あわやという場面も作り出した。65分にはFWチュペテに明らかなファールで止めるしかない場面を作り出し、イエローカードを誘った。それ以外にマラガが彼の突進を止める手段はなかった。

数字も物語っている──2回のタックル成功、5回のボール奪取。しかしパスがより雄弁だったかもしれない。38本中36本(94.7%)を成功させ、そのうち28本は相手陣地でのパスだった。残り3分でアルダ・ギュレルと交代するまで、その高水準を維持し続けた。

交代が告げられた瞬間、ベルナベウのスタンドは総立ちでスタンディングオベーションを送った。

「今は自由を感じている」とベリンガムは試合後にクラブメディアに語った。「動き、上下できる自由がある。何が必要かによって変えられる。本当に楽しんでいる、サッカーを心から楽しんでいる。だからこそパフォーマンスが出ている」

3試合を終えて2ゴール2アシスト。それ以上に重要なのは、自由を取り戻したことでクラブレベルで生まれ変わったような選手に見えることだ。モウリーニョも昨季のような役割に戻すつもりはないことを明言している。

「ベリンガムは昨季、第2の左サイドバックのように守備をしていた」と試合後に語った。「もうそれは見たくない、と彼に伝えた。約束を交わした」

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