マドリー史上最高額CB、今季こそブレイクの予感──ハイセンの昨季の苦難とモウリーニョ再会の意味
英メディア『The Athletic』が伝えた。ディーン・ハイセンはレアル・マドリード史上最高額のCBだ。2025年5月にボーンマスから移籍金5800万ユーロで加入し、2019年のミリタオ(5000万ユーロ)の記録を塗り替えた。今夏にはアラバがフリーで退団し、かねてから憧れていたセルヒオ・ラモスの象徴的な4番を受け継いだ。しかしマドリーではまだベストを見せられていない──だからこそ21歳の今季こそブレイクの年になれる可能性がある。
✅昨季の苦難 クラブW杯では好スタートを切り、シャビ・アロンソ体制にも馴染むように見えたが、9月のアトレティコ戦で5-2の大敗を喫すると経験の浅さが露呈した。ミリタオの長期離脱も痛手で、冬には自身も大腿部の怪我を連続3度経験しスタメンを失った。自信も揺らぎ、以前は精度よく決まっていたパスが乱れ、守備の凡ミスも増えた。1月のアロンソ解任と混乱の中、ベンフィカ戦後のラージョ・バジェカーノ戦でブーイングを浴びたハイセンは「ベルナベウの要求の高さが示している。ファンは私に可能性を感じてくれている」と語った。マンチェスター・シティとのCLラウンド16では5-1の圧勝に貢献しハーランドを封じたが、バイエルン戦の第2レグにはメンバー外となった。
✅W杯落選と充電期間 🇳🇱オランダから🇪🇸スペインに代表を変えてデ・ラ・フエンテ監督に好印象を与えていたが、繰り返す負傷離脱が響き、アトレティコのマルク・プビルに枠を奪われた。「優勝おめでとう、一人の🇪🇸スペイン人として応援していた」とSNSに書いたハイセン。W杯期間中は生まれ育った南部スペインのマルベーリャで個別トレーニングを積み、プレシーズンに最良の状態で合流した。
✅モウリーニョとの再会が追い風 2024年1月のローマ期限付き移籍でハイセンの才能を開花させたのがモウリーニョだった。その後プレミアリーグへの道が開き、マドリー入りにつながった。コーチングスタッフとの良好な関係は続いており、シャルケ戦のCKからのヘッドゴールも高く評価されている。リュディガーが1年契約延長したが、コナテとのCBコンビが正スタメンとして期待されている。集中力の改善を求められた時期(昨年10月にThe Athleticが報道)を経て、今季こそ完全な定着を果たせる予感がある。