AS2026年8月24日 04:07

モウリーニョのスカッドが機能した──ギュレルの偽ウイング、ディオマンデの存在感

スペインの大物スポーツジャーナリストであるサンティアゴ・セグロラ氏が『AS』紙で伝えた。モウリーニョは追われる立場より追う立場のほうがうまく機能してきた。彼の最も記憶に残るチームは、シーズンを通じて首位を先行する形を好んだ。例外はあるにせよ、追い続ける立場は彼の精神状態を乱しがちだ。だからこそ、コルネジャでの勝利は大きな意味を持つ。バルサとマドリーの一騎打ちが予想されるリーガでは、タイトルは90ポイントを超える争いになる可能性が高い。バルサは前シーズン94ポイントで優勝し、わずか20ポイントしか落とさなかった。すべてのポイントが黄金に等しい──そのマドリーがエスパニョール相手に勝点2を落としかけた。

よって、この勝利は大きな意味を持つ。試合の展開を考えればなおさらだ。エスパニョールはマドリーの手堅い入りをはね返した。ベリンガムの力強いヘッドで先制を許しながらも立て直し、ハビ・エルナンデスの左サイドからの貢献とアレックス・カラトラバの右からの対角線ランニングでゲームに食い込んできた。マドリーの守備が理由もなく硬直した隙をついて、同点弾を生み出した。

✅ギュレル、偽右ウイングとして復活 モウリーニョが受け取ったスカッドは昨季と比べて格段に充実している。選択肢に事欠かない。そしてギュレルをかつてのポジション──偽右ウイング──に戻すことを決めた。シャビ・アロンソがオールラウンドな中盤として育てようとする前の姿だ。いつかギュレルがモドリッチ型の選手に成長する日が来るかもしれないが、今のモウリーニョはベテランのベルナルド・シウバにセントラルMFの役割を任せている。

ギュレルはベリンガムが力強くヘッドで合わせたクロスを供給した。さらに美しいスルーパスを数本通したが、FW陣が活かせなかった。それでも前半を同点で折り返し、マドリーに遊びの余裕はない。2年間タイトルなしという現実が、モウリーニョとチームに一切の甘えを許さない。遅かれ早かれ、マドリーのアタッカー軍団が動き出すことは確かだった。

✅マスタントゥオーノが去り、ディオマンデが来た 右ウイングに「トップ下もどき」が溢れていた時代は終わった。マスタントゥオーノはフィレンツェへ送り出され、代わりにディオマンデが加入した。レガネスにいた頃は安価な選手だったが、RBライプツィヒを経て高額な存在となった。後半から右サイドで投入されたディオマンデは、その位置に過去に並んでいた面々とは一線を画す存在感を放った。

もう一方のサイドでは、ヴィニシウスがアレックス・カラトラバとエル・ヒラリとのいざこざに必要以上に引き込まれた。主審が退場を望まなかったためアレックス・カラトラバはピッチに残れたが、ヴィニシウス自身も過剰な転倒で損をする場面があった。それでもモウリーニョは最後まで起用し続けた。エムバペ、ヴィニシウス、ディオマンデ、エリアを絶え間なく攻略したベリンガム、そしてレバンテからやってきた若きエスピ──かつて「レバンテの最高のストライカー」と言われたエッタ・エヨンではなく、自分こそがその称号にふさわしいと証明してみせた男だ。

✅エスピ、静かな確実性 エスピはレバンテの残留に大きく貢献した。そしてリーガ初戦でマドリーに勝利をもたらした。スペインサッカーでは珍しいタイプの生粋のストライカー。その決勝点が際立っていたのはゴールの意味だけでなく、混乱が支配するペナルティエリアの中で見せた冷静さ、的確な判断、揺るぎない確実性だった。

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