The Athletic2026年8月21日 21:00

「2013年の自分に助言できるのは今の自分だ」──落ち着きを取り戻したモウリーニョ、初会見の素顔

英紙『ジ・アスレティック』が伝えた。かつてスペインの記者たちが「ペイパービューにすべき」と言ったほど爆発力のある会見を繰り広げてきたモウリーニョ。今回の初会見は40分超に及びながら、その印象はまるで別人のようだった。

✅「後悔も郷愁もない人間だ」 複数のクラブを渡り歩いてきた経歴への問いに、モウリーニョはこう答えた。「正直に言えば、私は物事を懐かしんだり後悔したりしない人間だ。『ああ、あの決断は間違いだった』とか『あの頃が恋しい』とか、そういう感覚がない。20年以上前にポルトガルを離れ、昨年ようやく戻ってきた人間はそういう育ち方をしていない」。

✅「2013年の自分に助言できるのは今の自分だ」 現在の自分と2013年に去った時の自分を比較する質問に対し、哲学的な答えが返ってきた。「良い質問だ。哲学的だ。今の自分が2013年の自分に助言できる立場にある。父親が子どもに助言するのか、子どもが父親に助言するのか? 常に落ち着いていなければならない。今の私は5年前、10年前よりはるかに落ち着いていられる。それでも1シーズンに2〜3回退場するかもしれないが、サッカーの外の時間では落ち着きを保たないといけない。私は以前よりずっとその状態に近い」。

✅アンチェロッティを彷彿とさせる落ち着いたトーン アスレティック紙はモウリーニョの今回の会見について「対話のような空気があった。多くの見出しになるような発言はなかったが、答えは驚くほど率直で詳細に富んでいた。そのトーンは時にカルロ・アンチェロッティを連想させるほど、落ち着いて内省的だった」と評した。

さらに「直近の前任者、シャビ・アロンソやアルベロアと比べて、メディアの前での存在感は別次元だった」とも指摘している。

✅「ロドリは最高のイチゴだった──でも問題はない」 ロドリ(バルセロナへ移籍)の獲得を逃したことについては「欠陥はない」と繰り返しつつも、獲得できていれば何が変わっていたかも正直に語った。「『欠陥がないなら、なぜロドリを欲しがったのか』と聞かれるだろう。彼はケーキの上の最高のイチゴだった。素晴らしい選手で、経験もある。獲れていれば確かに強くなっていた。でもチュアメニ、カマヴィンガ、バルベルデ、ベルナルド・シウバ、アルダがいる。問題はない」。

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