ルニン、7年目もクルトワの影の中──74試合・11タイトルのバックアップ人生
スペイン紙『MARCA』が伝えた。影の中でキャリアを歩んできたGKたちがいる。試合よりベンチで過ごす時間の方が長かった守護神たちだ。その中でも特筆すべきはトンマーゾ・ベルニの話だ。イタリア人GKはトリノでの1シーズンを経てインテルで7シーズンを過ごしたが、1分もプレーしなかった。それでも退場を2回食らっている。
モウリーニョが帰還したこのレアル・マドリーで、アンドリー・ルニンは7シーズン目をクルトワの影の中でスタートさせる。ベルギー人GKはすでに白いゴールマウスの歴史の一部だ。多くの人にとってカシージャス、サモラ、アラキスタインを超え、クラブ史上最高のGKと評される。その君臨に議論の余地はほぼなく、マドリーでの弱点が見えたのは2018-19シーズンのみだ。
ウクライナ人GKは数シーズンのレンタルを経て、2020年夏にマドリーのトップチームに定着した。コロナ禍のシーズンだ。その時点でクルトワはジダンにとって不動の存在だった。アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、アルベロア、そして今のモウリーニョにとっても同じだ。
✅2023-24シーズンという輝き 長い控えGK人生に一度だけオアシスが訪れた──2023-24シーズンだ。クルトワがリーガ開幕直前に膝の重傷を負い、クラブはケパを獲得した。またもや控えの座に甘んじるのかと思われた。しかしスーペルコパ・デ・エスパーニャ後、ルニンが先発の座を掴み、エティハド・スタジアムでのPK戦の英雄となった。とはいえクルトワが復帰するとすぐ、アンチェロッティは守門将の鍵を返却した。ウェンブリーでのCL決勝もクルトワのものだった。
✅今季の役割と代表落選 今季もルニンの役割は変わらない──クルトワの影に入り、モウリーニョがコパでチャンスを与えるのを待つ。昨シーズンはアルバセーテ戦のみの出場に終わったが、ベルギー人GKの離脱が相次いで先発の扉が開き、リーガで計6試合に出場した。
出場機会の少なさからウクライナ代表からも遠ざかっている。ベンフィカのトルビンの正守門将の座が揺るぎないからではなく、ウクライナは2025年6月以降クラスノフラード出身のGKを招集していない。今のところ、解決策は見えていない。
マドリーでの出場数は6シーズンで74試合。その間に11のタイトルを獲得し、うちチャンピオンズリーグが2度。クラブの歴史における他の控えGKと比べても、突出したレジュメを持つバックアップだ。