モウリーニョのサプライズ
スペイン紙『MARCA』が伝えた。この土曜日の試合の最大の注目点の一つは、モウリーニョのマドリー第二次政権で初めてどんなスターティングイレブンが組まれるかだった。期待と「確信」が交錯していた──ジュード・ベリンガムとアルダ・ギュレルが同時先発するとは考えにくいと思われていた。しかし実際にそうなった。
モウリーニョはベリンガムをW杯で輝いた「飛び込み型ゴールゲッター」の役割から動かさなかった。動いたのはギュレルの方で、偽右ウイングとして配置された。ベルナルド・シウバがより低い位置に下がった分、トルコ代表のギュレルがマドリーの攻撃の大半を設計することになった。
✅ギュレル×ベリンガム、今季初ゴールを生む ギュレル-ベリンガムのコンビが先制点を演出した。左サイドからのFKでギュレルが美しいクロスを送り込むと、ベリンガムが9分に力強いヘッドで流し込んだ──マドリーの今シーズン・リーガ第1号ゴールだ。20分ごろまでマドリーは完全に試合を支配したが、その後は相手にスペースを与え始め、エスパニョールが前半途中から盛り返して同点に追いついた。試合は文字通り最後の瞬間、エスピが90分に決めるまで決着がつかなかった。
✅疑問符も残るギュレル早期交代 エスピの決勝弾にはギュレルもベリンガムも絡んでいない。両者はすでに交代させられていたからだ。ギュレルが最初にベンチに下がったが、これは議論を呼ぶ采配だった。チームは攻撃の核を失い、ベルナルドの散発的な攻撃参加以外に組み立ての軸がいなくなった。
続いてベリンガムも退場し、チームは最終的に4枚の純粋なFWを並べる形になった。右にヤン・ディオマンデ、エスピとエムバペが2トップ気味に、そして終始精度を欠いたエムバペ。モウリーニョは最初の4-2-3-1を捨て、中盤2枚──バルベルデとカマヴィンガ──のみの形で締めくくった。
守備面でも交代を加え、最初の選択肢だったダンフリースとカレーラスに代わり、後半からトレントとククレジャを投入。最後に勝利を決めたのは交代出場のエスピであり、その扉を開いたのはアルダ-ジュードの新コンビ──モウリーニョのスタメン最大のサプライズだった。