AS2026年8月14日 09:44
モウリーニョにも愛が必要だ——Netflixドキュメンタリーが明かした素顔
スペイン紙『AS』コラムニスト、ヘスス・ガジェゴが伝えた。Netflixが公開したモウリーニョのドキュメンタリー。この種の作品の常として主人公の監修と承認のもとで制作されたものだが、そこに意外な一瞬があった。「悪役」「冷徹」「手に負えない」と言われてきた指揮官が、実は愛を必要としているという告白だ。マンチェスター・ユナイテッドとの合意を破棄してチェルシーのオファーを受けた理由を「チェルシーの方が自分を愛してくれると感じたから」と語った瞬間、モウリーニョはようやく人間らしい——弱く、不完全な——姿を見せた。
そのシーンだけが、"The Special One"の競争的な美徳や「ヤバいやつ」としての勝利への執念を称えるドキュメンタリーの流れを断ち切る。ポルト、チェルシー、インテル、マドリーでゲームの構造を変えた実績は否定できない。「外の世界はお前たちを嫌っている」「代表ではキスでもしてろ、でもマドリー対バルサではそうはいかない」「世界全体が俺たちに負けてほしいと思っている」——ロッカールームに響いたそんな言葉が、指揮官に絶対的な忠誠を誓う選手集団を生み出した。
総じて称賛は多く、正当な部分も多い。しかしエゴセントリズムが目立ち、過去の失敗への反省は乏しい。そしてカシージャスの扱いも気になる。ドキュメンタリーでは、モウリーニョの決断に従わなかった「不和の要素」として描かれており、イケル・カシージャスがこの描かれ方を快く思っているとは、とても想像できない。