モウリーニョとマラガの因縁──カシージャス初ベンチ、ペジェグリーニへの一撃、「バカ」呼ばわり
スペイン紙『MARCA』が伝えた。
マラガのベルナベウ来訪は、モウリーニョのスペイン第一次政権の多くの記憶を呼び起こす。ポルトガル人指揮官はマドリー監督として最も刺激的な場面のいくつかで、この青白のクラブと交差してきた。ラ・ロサレダでのイケル・カシージャス初ベンチ、「解雇されてもマラガには行かない」とマヌエル・ペレグリーニへ放った最初の舌戦、そして当時のマラガ監督ジェズアウド・フェレイラがポルトガルでモウを「バカ」と呼んでいたことが発覚し物議を醸したエピソード──フェレイラはその一件でMARCAを数節間の取材禁止処分にした。
これらの中でいま最も語り継がれているのは、2012-13シーズンのマラガ戦でのカシージャスのベンチ降格だ。Movistarの生放送でキャスターのモニカ・マルチャンテとともにカメラを向けられたフロレンティーノ・ペレス会長が、キャプテン兼GKがベンチ外でアダンが出場することをリアルタイムで知った瞬間の表情は、14年近く経った今もSNSで繰り返し拡散される映像のひとつだ。この賭けは裏目に出て、マドリーは3-2で敗れた。モウリーニョは会見で「純粋な技術的判断」と説明したが、時の流れがそれ以上の何かがあったことを明らかにした。
✅ 最大の論争
もう一つの波紋は、マラガでいまも尾を引いている。モウリーニョのマドリー初年度、前任のマヌエル・ペレグリーニ体制との比較が会見で連日繰り返された。両プロジェクトを対比させようとするメディアに対し、ポルトガル人は皮肉の矢をチリ人監督へ放ち、マラガもその流れ弾を受けた。
「コパで初戦を突破すれば十分だった……マドリーに解雇されても、マラガの監督にはならない。イングランドかイタリアの大クラブへ行く」とモウリーニョはメディアに言い放った。対するマヌエル・ペレグリーニは持ち前のエレガンスで火に油を注がず、こう返した。「他の同僚の意見についてはコメントしない」。数か月後、前述の3-2敗戦の後に再び同じ質問をぶつけられたモウリーニョはこう答えた。「マラガには決してつかない。同様に多くのクラブにもつかない。どこで働くかを決めるのは私の自由だ。クラブにも都市にも何の反感もない、ただ私には好みがある」。スペインサッカーの歴史に刻まれた一幕であり、今週日曜のレアル・マドリード対マラガを彩る因縁でもある。