「モウリーニョが残したヒント」──4-2-3-1は確定、残る謎はダブル・ピボーテとCBの組み合わせ
スペイン紙『AS』が伝えた。実験は終わった。モウリーニョ自身が言う「本番」「本物」が始まる。6試合で5勝1分のプレシーズン無敗、デポルティーボとシャルケ戦での連続完封で243分間無失点という状態でエスパニョール戦を迎える。右肩上がりの内容ではあるが、カードはまだ全部見せていない。6人がシャルケ戦でようやく数分出場しただけで、別の6人はいまも負傷中だ。6試合が残した確信と疑問をまとめる。
✅確定した形:4-2-3-1 最も明確になったのはフォーメーションだ。4-2-3-1はもはや確定と見てよい。ディオマンデ、ベリンガム、ヴィニシウス、エムバペという4枚の攻撃の柱を最もうまくはめ込める形として機能する。ただし4人がそろってピッチに立ったことはまだない。ヴィニシウスが最初に復帰して3試合出場したが、他の3人は最終週に合流してシャルケ戦のみ。25分間だけエムバペ不在でエスピがCFに入り、3トップが共存した。
✅最大の謎:ダブル・ピボーテの組み合わせ チュアメニ、バルベルデ、ベルナルド・シウバが2枠を争い、カマヴィンガが控える。カマヴィンガはW杯不参加ゆえに最多出場(4試合)となったが、それは状況の産物だ。デポルティーボ戦ではカマヴィンガ+ベルナルド、シャルケ戦ではバルベルデ+ベルナルドの組み合わせが機能した。チュアメニは大腿部の過負荷で未出場、ティアゴも左膝の負傷でプレシーズンを通じて出場できなかった。開幕スタメンの最後のピースだ。
✅SBとCBの状況 右SBはトレント(241分)とダンフリース(239分)が競合。両者がともにピッチに立つと、トレントが右SB、ダンフリースがウイング役を担う形だった。左SBはW杯優勝🇪🇸スペイン代表のククレジャが出遅れてシャルケ戦で29分のみ、カレーラスがプレシーズン最多の322分出場でアピールした。CBはミリタオが国際Aマッチウィーク明け、ラウール・アセンシオが9月の復帰見込みで、リュディガー・ハイセン・コナテの3人が2枠を争う。
✅攻撃は4人固定 クルトワのゴールは揺るがない。前線の4人(ディオマンデ・ベリンガム・ヴィニシウス・エムバペ)も固定だ。10番役では6試合連続先発のギュレルがアシスト2本(レガネス戦でのバルベルデへのアシストとゲルゼンキルヒェンでのハイセンへのアシスト)を記録し輝いた。ベリンガム本来のトップ下のポジションで資質を発揮し、モウリーニョのシステムにはベリンガムが出ていない時間にギュレルが活きる専用の役割が用意されている。右ウイングはブラヒムがポジションを確立しつつある。エムバペ合流まで先発を張ったエンドリッキはフィオレンティーナ戦で得点したが、今後は出場機会を分け合う形になる。エスピはプレシーズン最大のサプライズとして開幕を迎える。