マドリーのEFC(旧ECA)復帰が目前、アル・ケライフィ会長「家族に戻ってくれる」
スペイン紙『MARCA』が伝えた。欧州クラブ協会EFC(旧ECA)のナセル・アル・ケライフィ会長(PSG会長)が、コペンハーゲンで開かれた総会で演説し、バルサの復帰を歓迎するとともに、マドリーの復帰も目前だと明かした。
✅ EFCとは
EFC(European Football Clubs)は、欧州のサッカークラブの利益を代表する団体。2025年に「欧州クラブ協会(ECA)」から名称を変えた。 UEFAと並ぶ欧州サッカーの主要な意思決定の場の一つで、CLなど欧州カップ戦の方式や収益の分配、国際試合のカレンダーなどについて、クラブ側の代表としてUEFAと協議している。 マドリーとバルサは、2021年に発表された欧州スーパーリーグ構想をきっかけに、この団体を離れていた。
✅ マドリー復帰で巨額訴訟も取り下げへ
アル・ケライフィ会長は、バルサをEFCに復帰させたジョアン・ラポルタ会長に感謝を述べるとともに、マドリーを正式なメンバーとして迎えるための合意に向けて動いているフロレンティーノ・ペレス会長にも謝意を示した。 すでに話し合いは始まっている。この日は、スーパーリーグの運営会社となるはずだったA22のアナス・ラガリ氏も代表として総会に出席しており、EFCとマドリーの関係改善を示すものとなった。 A22に近い関係者によると、マドリーのEFC復帰に向けた合意は近く、その時点でマドリーは巨額の賠償請求訴訟を取り下げるという。
✅ 「家族への復帰が目前でうれしい」
「バルサのジョアン・ラポルタ会長に、EFCを信頼してくれたことを感謝したい。家族へおかえりなさい」 「マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長にも感謝したい。欧州サッカーの未来は結束と共通の利益の上に築かれるべきだと信じてくれた。マドリーが家族に戻ってくる直前にあることをうれしく思う」とアル・ケライフィ会長は語った。
✅ 名指しせずにFIFAを批判
アル・ケライフィ会長は、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長の名前は出さなかったものの、W杯を裏口から私物化しようとして失敗した同会長の試みをきっかけに起きている対立を念頭に、結束を呼びかけた。 「今夏のFIFAワールドカップ2026では、857人の選手が欧州のクラブから来ていた。全体のほぼ70%で、48チーム中33チーム分に相当する。人々がようやくクラブの価値を理解してくれることを願う」 「今の状況は本当に悲しい。スポーツを良くする代わりに、問題への対応に時間を浪費している。サッカーは、互いの声を聞き、透明性を保ち、何より誠実であるときにうまくいく。どんな違いがあっても、サッカーは私たちの誰よりも大きく、大切なものだ」
✅ チェフェリン会長に再出馬を要請
アル・ケライフィ会長は、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長に次の会長選への出馬を求めた。チェフェリン会長は、2027年4月にカザフスタンで開かれる総会の4か月前、12月に出馬の意向を表明することになっている。 「UEFAとクラブが手を取り合えば、サッカーは勝つ。UEFAがクラブに不満なときも、クラブがUEFAに不満なときもあるが、私たちは解決策を見つけてきた。アレクサンデル、毎日のようにクラブからの要望を電話やメッセージで送ってうんざりさせているのはわかっている。忍耐強くクラブを支えてくれてありがとう。サッカーにはあなたのような偉大なリーダーが必要だ。900を超えるEFCのクラブを代表して、来年の会長選に再び立候補してほしい」
✅ より民主的な組織へ
EFCは同日、すべての加盟クラブが重要な決定に直接発言権と投票権を持てるよう、規約を改正する投票を行う。女性の代表枠も、理事会のすべての部門で保証されるという。 アル・ケライフィ会長は「今日のEFCは昨日のECAではない」と語り、「5000人のファンを持つクラブが、5000万人のファンを持つクラブに何かを教えることができる。多様性は弱みではなく強み、私たちの超能力だ」と、加盟1000クラブを目指す考えを改めて示した。
