AS2026年8月16日 12:09
カリウスの復活──キエフの悪夢から昇格の英雄へ
スペイン紙『AS』が伝えた。今夜のシャルケのゴールを守るのは、マドリーにとって懐かしい顔だ。ロリス・カリウスは2018年のCL決勝でリヴァプールのGKとして立っていた。マドリーが3-1で制したあの一戦、GKのノーマークパスをベンゼマにさらわれた場面と、ベイルのシュートをこぼした場面——2つのミスで歴史に刻まれ、試合後に流した涙がその傷の深さを物語った。その夏、リヴァプールはアリソンを獲得し、カリウスはベシクタシュへと去った。
カリウスはあの決勝のミスをラモスから受けた頭部への衝撃による脳震盪で説明しようとした。「検査で視覚障害が確認された。通常ならあのようなミスはありえない。ラモスが意図的にやったかどうか、知っているのは彼だけだ」と語った。当時リヴァプール監督のクロップも同見解に立ち、クロースのポッドキャストで「ラモスは私のお気に入りの選手ではない」と発言。「あの頭部への衝撃が影響したのは100%確実だ」とも述べた。
✅「もう誰かが信頼してくれるか分からなかった」 そこから転落が始まった。移籍を重ねたが2020年から2024年の間に公式戦出場はわずか5試合。FCウニオン・ベルリンとニューカッスルへの期限付き移籍を経て、6ヶ月間クラブなしという状況にも陥った。「もう誰かが自分を信頼してくれるか確信が持てなかった」と本人は振り返る。
転機は2025年1月、2部のシャルケが手を差し伸べたことだった。1年目は控えだったが、2年目に正GKの座を掴み昇格を支えた。1試合平均1失点以下という安定感でチームのブンデスリーガ復帰に貢献し、今やかつての上司であるクロップが率いるドイツ代表への招集も噂される。今夜、カリウスはあの悪夢の始まりとなったチームを相手にゴールを守る。