ギュレル、13年ぶりのテレサ・エレーラ杯で真価を問われる
スペイン紙『AS』が伝えた、マドリーとデポルティーボが激突するテレサ・エレーラ杯第81回大会(ア・コルーニャ)の前夜報道。マドリーの同大会参加は実に13年ぶりとなります。
この一戦で最も注目を集めるのがギュレルです。
2005年2月生まれのトルコ代表MFは、2023年夏にフェネルバフチェからマドリーへ加入。加入直後に膝の半月板を負傷して長期離脱を強いられたが、復帰後は本来の輝きを取り戻した。EURO2024ではグループステージのジョージア戦でロングシュートを豪快に沈め、世界にその名を刻んだ。繊細なボールタッチと広い視野、針の穴を通すようなスルーパスが持ち味のトップ下だ。
フィオレンティーナ戦、フェレンツヴァーロシュ戦と2試合続けてアシストを記録し、攻撃に詰まった局面を個人の閃きで打開してみせた21歳。モウリーニョが志向するとされるゲリラ戦的・インテンシティ重視のスタイルの中で、ダンフリースやククレジャといった新加入組が肉弾戦に笑顔で加わる一方、「攻めあぐねたときの一手」としてギュレルの役割はより鮮明になりつつあります。
ただし、その「どこに置くか」はまだ定まっていません。
ベリンガムが本来務めるトップ下で起用されてきた一方、フェレンツヴァーロシュ戦ではベルナルド・シウバが十分な存在感を示せなかったダブル・ピボーテの一角での起用も視野に入る、と『AS』は指摘しています。
ヴィニシウス・ジュニオールが2032年まで契約を延長した後として初めて先発に名を連ねる点も、この試合の見どころです。
ハンガリーで数分間のプレーに留まった後、リアソールではより長い時間が想定されます。ククレジャ、コナテ、チュアメニ、エムバペの4人は移動距離軽減を理由にマドリー残留となっており、ブラジル代表が看板として矢面に立つ格好です。
DFラインではカスティージャ出身のジョアン・マルティネスとマリオ・リバスに代わり、リュディガーとハイセンが先発する見込みとなっています。
迎え撃つデポルティーボもまた、かつてとは別のクラブです。
3シーズンにわたる1部リーグ(RFEF)降格という苦難を乗り越えてプリメーラに復帰。クラブ名もソシオの大多数の賛成を経て「レアル・クルブ・デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ」と公式地名に合わせた表記に改められました。アントニオ・イダルゴ監督のもと今夏は無敗(3勝3分)を維持しており、フィオレンティーナとも1-1で引き分けています。
37歳のオーバメヤンが加わる一方、アカデミー「アベゴンド」出身のケビン・フェルナンデス、ローマからローン加入のアンヘリーニョ、そしてリーガ2部で昨季輝いたイェレマイと、世代と個性の混在する陣容を擁しています。
マドリーにとっては10日後のコルネジャ(エスパニョール戦)に向けた準備の最終段階。13年前の同大会を経験したメンバーでモウリーニョただ一人という、世代交代を象徴する一夜でもあります…。