AS2026年8月31日 02:01

マドリー、圧巻のリサイタル──ベリンガム2発、エムバペ、ギュレルが昇格組マラガを粉砕

スペイン紙『AS』が伝えた。

CLインテル戦など次の大一番が迫るなか、マドリーはまず昇格組マラガを相手に圧巻のショーを演じた。勇気ある姿勢で挑んだマラガは高い代償を払った。マドリーの主役たちには取り戻すべき借りがあり、急いでいる。ベリンガムがその筆頭だ。前節2アシストに続き、この試合では2ゴール(2点目はカルロス・プガの処理ミスも絡む)を決め、追い回し仕留める選手だと証明した。ワールドカップが1年目の輝きを彼に取り戻させた。エムバペは淡々と自分の仕事を続け、そのゴールがヴィニシウス・ジュニオールの本格覚醒を待つ時間を作っている。マラガは守りを固めず真っ向勝負に出たが、補強をほぼせず1部経験の薄い陣容ではこれ以上は望めない。ベルナベウは少しずつモウリーニョへの信頼を深めつつある。

18日間で5試合、最後はCLのインテル戦という過密日程。前2試合は同一先発を維持してきたモウリーニョも、この日は一気に5人を入れ替えた。ただし絶対的三銃士──ベリンガム、ヴィニシウス、エムバペ──は不動のまま。この変更で夏のMVPだったアルダ・ギュレルはベンチへ。代わりについにククレジャが先発デビューを飾り、そのポジションは定位置化しそうだ。トレント、リュディガー、カマヴィンガ、バルベルデは今のところサブ組だが、シーズンが進めば変わるだろう。ディオマンデも再びベンチスタートだったが、その移籍金を考えれば遅かれ早かれ出番が増えるはずだ。

一方のフアン・フネス監督は前2試合からほぼメンバーを変えなかった。昇格という冒険をともに戦ったメンバーが揃い、ダビド・ラルビアやチュペテという1部でまだ真価が測られていない若手もいる。強い地元密着性、カンテラ主体の構成、外国籍選手1人、良い連係とセンスの良さ、そして8年間1部から遠ざかっていたとは思えない勇敢さが彼らの特徴だ。

✅ ベリンガムが先制

マドリーの序盤の支配は中身が薄く、継続性に欠けた。こういった試合でスペースが少ない時に最も効果的なのはベルナルド・シルバとギュレルだが、後者はこの日ベンチだった。マラガは守備でも攻撃でも良い立ち上がりを見せ、ホアキン・ムニョスの場面が最初の決定機だったが、シュートは枠を外れた。

しかしマドリーは組織的な攻撃を必要としない。時折ソリストを解き放てば事足りる。最初に声を上げたのはベリンガムだった。ドリブルで仕掛けながらラストパスを探し、来なければ自らが突破という意志を貫き、ゴール前で低くクロスに流し込んだ。マラガはベリンガムがアンヘル・レキオの胸に手を当てたとしてファウルを訴えたが、過度に倒れたアンヘル・レキオも含めてVARも主審も問題なしと判断した。

先制点でマラガは崩れた。マドリーは勢いに乗り、サイドを絡めた攻撃と素早いボール奪取で2点目を奪った。エムバペが持ち出したこぼれ球をベリンガムが頭で押し込み、カルロス・プガが触ったものの掻き出せなかった。前半終了間際には、トレントの精巧なクロスをエムバペがほぼ地面をなめるようにボレーで叩き込んで3点目。マドリーが欧州で奪取直後に最も多くのチャンスを生み出すチームだという統計通りの内容だった。前半終了時点で勝負あり。

✅ ディオマンデ登場、ギュレルが締める

後半もマドリーは緩めなかった。ベリンガムが左足の強烈なシュートを放つもポスト直撃。その追い風に乗ってディオマンデが登場し、スタジアムは彼を心待ちにしていた。最初のプレーで3回のドリブルを披露。移籍金がいくらであれ、マドリーは誰も待たないということを彼自身がよくわかっている。

すべてが決した後、マラガはフアン・クルスの遠目から鋭い一撃でゴールに迫る場面を作るなど面目を保とうとした。主審ムネラがディオマンデのハンドを取ってPKを宣告したが、VARが取り消した。エネルギーをセーブするマドリーは最後、ヴィニシウスのアシストからギュレルが締めくくり、さほど目立たなかったヴィニシウスにとっても悪くない幕引きとなった。

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