エスピ、入団発表にもおばあちゃんたちと──レバンテ残留の英雄がマドリーの選手になるまで
スペイン紙『MARCA』が伝えた。あの感動的な写真から3ヶ月後、カルロス・エスピは人生で最も重要な瞬間のひとつに再び2人のおばあちゃんを選んだ。5月にレバンテのマジョルカ戦勝利でリーグ残留を決定づけた後、エスタディオ・シウタット・デ・バレンシアのスタンドへ駆け上がってマリアとコンチンと写真を撮ったあの日。8月には2人を家族とともにマドリーの入団式に招き、自分がどんな人間であるかを改めて示した。
日曜日にバルデベバスでフロレンティーノ・ペレス会長とともに、エスピは2031年までのマドリーの新戦力として正式に発表された。招待客の中には、今シーズンのリーガ躍進を追いかけてきたファンなら見覚えのある顔がいた──2人のおばあちゃん、マリアとコンチンだ。
クラブ公式メディアのインタビューで、エスピはおばあちゃんたちでさえ移籍の話を直前まで知らなかったと明かした。「今ここにおばあちゃんたちがいる。でも彼女たちも何も知らなかった。友達も誰も知らなかった」。わずか数日で決まった"極秘"移籍で、家族は余計な電話を避けるためにスマートフォンの電源さえ切っていたという。
✅エスタディオ・シウタット・デ・バレンシアの階段を駆け上がったあの日 マリアとコンチンが式典に招かれたのは偶然ではない。3ヶ月前、レバンテ対マジョルカ戦で先制ゴールを決めたエスピはスタンドの階段を駆け上がり、2人を抱きしめた。その日、スタジアムまで来るよう説得するのに苦労したと語り、写真を一緒に撮ることをその場で強くリクエストした──両脇に1人ずつ、レバンテのスタジアムを背景に。
タベルネス・デ・ラ・バジャニャ出身のこのアタッカーにとって、家族がいかに大きな支えかを示す一枚だった。ラジオ・MARCAのインタビューでは、おばあちゃんたちはゴールよりファウルで受けるダメージの方が心配だと語り、マリアはゴールを決めた後でも外した決定機を指摘してくることがある、と笑いながら話していた。
✅レバンテの救世主からマドリーの戦力へ それからエスピの人生は目まぐるしく変わった。シーズン後半の得点爆発でレバンテの残留に貢献し、複数クラブの関心を集めた末にマドリーが違約金を支払って獲得を決断。21歳で、リーガのブレイクスルーから一気にモウリーニョの新プロジェクトの補強へと変わった。
そしてデビューは最高の形だった。正式入団発表のわずか数時間前、エスパニョール戦のリーガ開幕戦で途中出場し、90分に決勝弾を決めてマドリーに1-2の逆転勝利をもたらした。
エスタディオ・シウタット・デ・バレンシアのスタンドでのあの抱擁から、バルデベバスでの入団式での写真まで、わずか3ヶ月。その間にカルロス・エスピはレバンテ残留の予期せぬヒーローからレアル・マドリーの選手へと変わった。まだ多くのページが残されているが、大切な瞬間を写真に残すセンスはすでに証明されている。