The Athletic2026年8月28日 20:34

マドリーのCL組み合わせ分析──ヴィニシウスが向かう先はアーセナル

米スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。

レアル・マドリードはチャンピオンズリーグのリーグフェーズで、アーセナル(アウェー)、インテル・ミラン(ホーム)、RBライプツィヒ(ホーム)との対戦が決まった。15回の欧州制覇を誇るマドリーは、今夏2シーズンぶりにモウリーニョ監督を復帰させた。2024年に欧州を制した後、昨季はバイエルン・ミュンヘンに準々決勝で敗れている。その他の対戦相手はAEKアテネ(アウェー)、シャフタール・ドネツク(アウェー)、ローマ(アウェー)、PSV(ホーム)、LASK(ホーム)。

✅最も楽しみな一戦は? ベルナベウでのインテル戦がマドリディスタにとって最大の見どころだ。ニコロ・バレッラ、ラウタロ・マルティネスといったスターを擁するインテルは手強い相手になる。加えてモウリーニョ監督にとっては、2009-10シーズンにCL・セリエA・コッパ・イタリアの歴史的トレブルを達成したかつてのクラブとの感情的な再会となる。さらにインテルの英国人トリオ、ジョン・ストーンズ、ジェド・スペンス、カーティス・ジョーンズが、マドリーのベリンガムとトレント・アレクサンダー=アーノルドとどう激突するかも見どころだ。

✅最も警戒すべき一戦は? 昨季のCL準優勝チームであるアーセナルへのアウェー遠征が、間違いなく最大の難関だ。アーセナルは今夏ヴィニシウス・ジュニオールの獲得に関心を示していたが、最終的に彼は新契約に署名した。ミケル・アルテタ率いる組織的なアーセナルの強度と効率性に、マドリーは苦しめられる可能性がある。2シーズン前にはアンチェロッティ率いるマドリーがエミレーツで0-3と完敗し、2戦合計1-5で準々決勝を去っている。今度こそモウリーニョ監督がそのような試練に対応できるチームを作れるかが問われるが、再建途上のチームにはまだ早い試練かもしれない。なお、かつてモウリーニョ監督が率いたチェルシーとトッテナムのあるロンドンへの帰還は、ピッチ外でも大きな話題になるだろう。

✅モウリーニョ監督の最大の課題は? チームの再活性化だ。新戦力を組み込み、エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、ベリンガムという3人のスターを同時に活かす方法を見つけることが求められる。すでに「全員を満足させる」難しさについて語っており、一例を挙げればダンフリースがリーガ開幕2戦にスタメン出場し、トレントをベンチに置いている。リーグフェーズは実験とローテーションの時間を与えてくれるため、衝撃的な結果を避けながら最良の戦術システムを模索できるだろう。

✅後半ラウンドで最も避けたい相手は? マドリーは表向きどのクラブも恐れないと言うだろう。ただし、ラ・リーガのライバルであるバルセロナやアトレティコ・マドリードとのクラシコ・デルビーが欧州の舞台で実現すれば大きな騒ぎになることは確かで、それを避けたいと考える関係者もいる。一方でモウリーニョ監督を含む別のグループは、そういった注目度の高い一戦をむしろ歓迎するかもしれない。

✅成功の基準は? 15回の欧州制覇という歴史を持つマドリーにとって、成功とはCLタイトル奪還以外にない。ここ2シーズンはリーグフェーズを苦しみながら通過し、準々決勝でアーセナル、バイエルンにそれぞれ敗れている。特に昨季は最終節でベンフィカ(当時モウリーニョ監督)に衝撃的な敗北を喫し、プレーオフでも同じ相手と対戦する劇的な展開だった。モウリーニョ監督は前回の在任期間(2010-13年)に毎シーズン4強に進出しており、再建途上であることを踏まえてもベスト4はかろうじて合格点と言えるかもしれない。

✅予想は? モウリーニョ監督がマドリーの守備問題を修正し、ギャラクティコたちを攻撃で機能させられれば現実的な優勝候補になり得る。しかし、それは非常に高いハードルだ。CLで最後にノックアウトステージを勝ち上がったのは10年以上前であり、今日のトップレベルで彼の手法が通用するかは未知数だ。波乱に富んだシーズンとなり、印象的な試合もある一方で、決勝前のどこかで派手に崩れる──というのが予想だ。

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