ヴィニシウスの人種差別ドキュメンタリー、国際エミー賞にノミネート
スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのヴィニシウスが人種差別との闘いを語ったドキュメンタリー『Baila, Vini』が、国際エミー賞のスポーツドキュメンタリー部門にノミネートされた。
✅ 11月23日にニューヨークで発表
受賞作は、11月23日にニューヨークで開かれる第54回国際エミー賞の授賞式で発表される。 『Baila, Vini』はNetflixブラジルの制作で、2025年5月に配信が始まった作品だ。
✅ 本人が語る人種差別の経験
作品では、ヴィニシウスが肌の色を理由にキャリアを通じて受けてきた人種差別について、自らの言葉で語っている。 フラメンゴでの駆け出しの時代から、マドリーとブラジル代表でトップレベルに上り詰めるまでの歩みも振り返り、ピッチの外の素顔が描かれている。
✅ 中心となったメスタージャの一件
作品の中心的なエピソードの一つが、2023年のメスタージャでの出来事だ。 試合中、ヴィニシウスはピッチ上から、自分に人種差別的な言葉を浴びせたファンの一団を指さして抗議した。 その映像は世界中に広まり、彼の人種差別との闘いを象徴する場面の一つとなった。
✅ バレンシアは提訴
作品は称賛を集める一方で、批判や論争も呼んだ。 バレンシアは、一部の映像がクラブの「名誉権の侵害」にあたるとして、Netflixと制作会社Conspiraçao Filmesを提訴。訂正と、クラブのイメージが受けた損害への賠償を求めた。 なお、ヴィニシウス本人は訴訟の対象に含まれていない。
✅ ライバル作品
『Baila, Vini』と受賞を争うのは次の3作品。 ・『Temps Mort』:バスケットボールのバルサのレジェンド、チャールズ・トーマスの転落を描いた作品 ・『The Philipstown WireCar Grand Prix』:廃材で作った車で独特なグランプリに挑む若いドライバーたちの物語 ・『Tom Daley: 1.6 Seconds』:イギリスの飛び込み選手トム・デイリーの、競技を始めてから引退までの歩みをたどる作品
