MARCA2026年9月6日 05:10

【コラム】マドリーはこの試合を落としてはいけなかった

スペイン紙『MARCA』のコラムニスト、ホセ・ビセンテ・エルナエスが記した。

マドリーの今季初黒星、そしてモウリーニョの今季初黒星。一言で言えば最悪だ。直近4シーズンベティスのホームで勝てていないという背景はあるにせよ、この結果は誰も想定していなかった。結論から言えば、マドリーはこの試合を勝ちきらなければならなかった。エスパニョール戦のように強引にでも。失った3ポイントの穴を埋めるのは容易ではない。

では、なぜ勝てなかったのか。負けに値する内容だったとは言い切れない。だが引き分けでも後味は悪かっただろう──今の状況では引き分けはほぼ黒星と同義だ。

敗因は6つある。

一つ目は後半の内容だ。ボールポゼッションは保てたが、アイデアが枯渇していた。攻め手が見当たらないまま時計が進んだ。

二つ目はエムバペだ。この夜の彼はあらゆる意味で「決定的」だったが、最悪の形で。前半に試合最大の決定機を2度続けて外し、93分にはPKまで失敗した。あれだけPKを得意とする選手が、よりによってこの場面で。

三つ目はアルバロ・バジェスだ。試合最大の功労者は間違いなく彼だった。PKストップだけではなく、前半にギュレルのパスから生まれたハイセンのシュートを含め、いくつものビッグセーブでマドリーを跳ね返し続けた。

四つ目はベリンガムだ。直近の試合では好調をキープしていただけに、この日の存在感の薄さは際立った。

五つ目はヴィニシウスだ。PKを獲得したことは評価できるが、契約延長に費やされた莫大な投資を正当化するには程遠い内容だった。

六つ目、そして最も痛かったのはギュレルの交代だ。警告1枚のリスク管理として理解はできる。だがギュレルがベンチに下がると同時に、マドリーの攻撃の糸口も消えた。采配の難しさがそこに凝縮されていた。

この敗戦は痛い。予兆なく突然やってきた分、なおさらだ。あれだけ期待を膨らませてきたモウリーニョのマドリーが、一夜にして輝きを失ったような感覚すら漂う。そして火曜日にはインテルとのCL開幕戦が待っている。本物の試練がやってくる。

関連記事

ultrasrei.com のコンテンツ